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「きつい…でもいい感じ」 ボンフレールの「無情さ」に期待感

「きつい…でもいい感じ」 ボンフレールの「無情さ」に期待感

Posted July. 06, 2004 22:35,   

サッカーの韓国代表のDF崔眞迵(チェ・ジンチョル、33、全北現代モータース)はこのごろ大変困っている。坡州(パジュ)サッカー国家代表トレーニングセンター(NFC)でボンフレール新監督の訓練が始まったのが先月29日。その後、崔眞迵は休みの時間になると、ベッドに倒れてしまう。完全に燃焼したからだ。

「このごろの眞迵さんはまるで死んでいる人のようです。自分もくたびれるくらいだから、眞迵さんはなおさらでしょうね」。後輩の李乙容(イ・ウルヨン、29、FCソウル)は言う。

代表で、崔眞迵は金泰映(キム・テヨン、34、全南ドラゴンズ)に続いて二番目の高齢者。しかし、金泰映はケガで訓練から外されているので、訓練を受けている選手の中では崔眞迵が一番年が上だ。

「訓練の度合いはヒディンク元監督の時に似ています。その時よりさらに年を取っているから、しんどいはずです」。4日に行われたプロサッカー・オールスター戦を前後に三日間休んだが、6日に再びNFC運動場に姿を現した彼の顔は相変わらず元気がなかった。

1997年から太極(テグク)マークを胸に付けた彼は、代表チームでヒディンク元監督とコエリョ前監督に続いて、ボンフレール現監督を全部経験した数少ない選手の一人。彼は三人の監督についてどう感じているだろうか。

「ボンフレール監督はヒディンク元監督よりもっと厳しくてち密です。時には酷すぎると思うほど」

02年ワールドカップ(W杯)の4強神話を作り上げたヒディンク元監督は、ち密で体系的な訓練だけでなくスパルタ式のフィジカル訓練でも有名だった。そうしたヒディンク元監督よりもっときついとはどういうことなんだろうか。

「厳しい訓練を気に入るまで押し通すこと、訓練中に大声で怒鳴りつけるのはヒディンク元監督もボンフレール監督も似ています。問題はその程度の差ですね。ボンフレール監督は気に入らないと、直ちに訓練を中断させて一々説明するんです。また、怖くて涙が出るほど叱ったりするんですね」。訓練時間も午前と午後の2時間ずつ。長くて午前午後1時間30分ずつだったヒディンク元監督の時よりもっと長い。

ボンフレール監督は訓練中も選手たちの長所と短所をメモする。NFC監督室の机には小さな字で書き込まれたメモ用紙が山積み。訓練終了後の夕方には、そのメモを整理しながら過ごすという。

隣で李乙容も口を出す。「オランダ出身の監督は似ているようです。多血質でかたくなですから。ヒディンク監督とボンフレール監督はそうしたところがそっくりです」と。

反面、コエリョ前監督はまるで違っていたという。「選手たちを自由にさせすぎましたね。自律的な訓練を強調したのは良かったけど、選手たちを楽にさせすぎて逆効果が出たと思います」。

訓練もあまり厳しくなかったという。コエリョ前監督は「1年2ヵ月の間、72時間しか訓練できなかった」と訴えたが、訓練時間はヒディンク元、ボンフレール監督時代の半分しかならない一日1時間30分が精一杯だった。訓練方法も優しい「近所のおじさん」スタイル。

だから、ボンフレール監督のような「無情な」指導者を迎えた選手たちは半殺しにもなるのだ。

幸いなのは、選手たちが地獄訓練を受けながらもW杯後、墜落し続けた韓国サッカーが回生できるという希望を持てるようになったことだ。

「もう少し見守ってみないと。まだ一試合もやっていないし。でも、感じは良いです。選手たちも頑張っていますので、良い結果が出せそうです」

ボンフレール監督のデビュー舞台は、10日光州(クァンジュ)W杯競技場で行われるバーレーンとの親善試合。地獄訓練で生まれ変わる韓国サッカーの姿を期待してみたい。



梁鍾久 yjongk@donga.com