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北朝鮮「200万キロワットの電力がほしい」

北朝鮮「200万キロワットの電力がほしい」

Posted June. 24, 2004 22:31,   

北朝鮮は23日、中国北京で開かれた第3回6者協議で、核凍結の見返りに、年間200万キロワットの電力またはそれに相応する重油を提供することを要請し、こうした北朝鮮へのエネルギー支援計画に、米国が必ず参加しなければならない、との立場を表明した。

24日、ワシントンと北京の複数の外交筋によると、北朝鮮は核凍結の対象に寧辺(ニョンビョン)にある5メガワットの実験用原子炉など、これまで自ら「平和目的」と主張していた核施設も含ませる意向があることを明らかにしたもようだ。北朝鮮の電力生産容量は年間700万キロワットだが、設備の老朽や燃料不足のため、現在、稼働率は約200万キロワットとされている。

北朝鮮と米国は、協議2日目の24日午後、会談場所の釣魚台で初めて二国間接触を行い、こうした諸懸案に関する本格的な協議を繰り広げたが、隔たりを埋められなかったもようだ。

一方米国は、今会談で北朝鮮がすべての核開発計画の廃棄を公約し、それに向けた準備段階に乗り出せば、米国をはじめ6者協議参加国が北朝鮮の経済的・政治的な孤立を緩和できる臨時支援を行うと提案したことを23日明らかにした。

米ホワイトハウスのマクレラン報道官とバウチャー米国務省報道官はこの日、それぞれブリーフィングを通じてこうした立場を表明し、米国、韓国、日本などが提供する支援計画には、エネルギーと食糧・北朝鮮の安全保障などが含まれる、と説明した。両報道官は、核廃棄に向けた準備段階で、北朝鮮は外部の監督のもとで核関連施設と物質を解体・除去し、核兵器と関連部品を外部に移転する一方、長期的な監視プログラムを稼動しなければならない、と指摘した。



權順澤 夫亨權 maypole@donga.com bookum90@donga.com