国内のコメ市場の開放問題を話し合う「コメ再交渉」が18日、「韓中第2回交渉」を皮切りに「第2ラウンド」を迎える。
16日、農林部と外交通商部によると、政府は中国の北京で開かれるこの交渉のため、李栽吉(イ・ジェギル)ドーハ開発アジェンダ(DDA)交渉大使を首席代表とする交渉代表団を現地に送り込むことにした。同代表団は22日、スイスのジュネーブで開かれる「韓米第2回交渉」にも出席する予定だ。
政府は、タイ、豪州など、韓国とコメ再交渉を持つ意思を明らかにした残りの7カ国とは、同月まで協議を経て、具体的な交渉日程を決める計画だ。
韓国の代表団は、第2回交渉でコメ輸出国が韓国の義務輸入量である「政府義務数量(MMA)量」や関税化(農産物の輸入を自由化するものの、関税をかけて輸入量を調節するもの)の猶予期間などについて具体的な要求を行うものと予想している。
金周秀(キム・ジュス)農林部次官は「関税化の猶予が基本的な立場だが、コメ輸出国が無理な要求をしてくれば、国益の観点から関税化への転換も検討できるというのが、政府の方針だ」と述べた。
コメ再交渉は、韓国が1993年世界貿易機関(WTO)メンバー国とウルグアイラウンド(UR)交渉を結ぶ際、95年から10年間毎年「MMA量」の名目でコメの輸入が義務付けられる代わりに、関税化を見合わせてもらったため実現したものだ。今年末で猶予期間が締め切られるため、韓国政府は年内に交渉をまとめなければならない。
宋眞洽 jinhup@donga.com






