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ミニW杯・ユーロ2004 開幕戦から大波乱

ミニW杯・ユーロ2004 開幕戦から大波乱

Posted June. 13, 2004 23:04,   

「ミニ・ワールドカップ」と呼ばれるサッカーの欧州選手権(ユーロ2004)が大波乱とともに開幕した。

13日、ポルトガルのポルトにあるドラガンスタジアムで行われた1次リーグA組ポルトガル−ギリシァの開幕戦。ポルトガルは前回準優勝チームだが、ギリシャは80年以降、24年ぶりに本大会に出場したチーム。

しかし、ポルトガルの圧倒的な優勢とされた当初の予想を破り、ドイツ出身の「優勝製造機」オットー・レーハーゲル監督が率いるギリシャは、フィーゴ、パウレタ、デコ、クリスチャーノ、ロナウドなど豪華メンバーが布陣したポルトガルを2−1で下した。

開催国が開幕戦で敗れたのは、1次リーグが導入された1984年フランス大会以降、20年ぶりのこと。

ギリシァは「二重の腰」で堅実な守備陣を構築してポルトガルの攻撃を無力化させた上で、カウンターで勝利をものにした。ギリシャは、前半7分、カラゴウニスがポルトガル守備のパスを拾っては、ペナルティー・エリア左前から25mのミドルシュートを放ち、先制ゴールを決めた。後半6分には、カウンターのチャンスで得たPKをバシナスが追加点に結びつけた。ポルトガルはインジャリータイムにフィーゴのCKをロナウドが頭に当て、零敗を免れた。

この試合は、韓国の関心を集める対戦だった。8月11日(現地時刻)に開幕するアテネオリンピックの男子サッカーA組で韓国と初めて対戦する相手がギリシャだからだ。

ギリシャ、メキシコ、マリーと同じ組で準々決勝進出を戦う韓国は、ギリシャが開催国ではあるが、欧州の強豪ではないことから勝算があると見込んでいた。

しかし、同日の試合で判明したギリシャの戦力は相当のレベルだった。李龍洙(イ・ヨンス)KBS解説委員は「オリンピック代表は23歳以下が主力となるので、ユーロ2004に出場した国家代表とは違うだろうけど、ギリシャが国家代表から23歳以下のワイルドカードで3人を補強した場合、相当の戦力を備えることになるだろう」と話した。

ポルトガル戦で先制ゴールを入れたカラゴウニス(27・セリエA・インテルミラノ)とチャリステアス(24・独ブレーメン、以上FW)、長身(1m93)のDFデラス(28・セリエA・ASローマ)がワイルドカード候補だ。

一方、同組のスペイン−ロシアではスペインが1−0で勝利した。



權純一 stt77@donga.com