全国民主労働組合総連盟(民主労総)・全国保健医療産業労組所属の121の病院のうち、ソウル大病院など約100の病院が10日、ストライキに突入した。同日のストで、これら病院の手術日程がやや狂ったりしたが、救急救命センターや手術室など必須施設では正常勤務を続けたうえ、外来患者らも正常な診療を受けることができ、懸念されていた医療日程の狂いなど大きなトラブルはなかった。
保健医療労組と病院協会など労使双方は同日午後7時、高麗(コリョ)大学の安岩(アンアム)病院で15回目の産業別交渉を再開し、「週休2日制」などの主要争点をめぐって交渉を繰り広げたが、難航した。
これに先立って中央労働委員会(中労委)は同日午前4時まで仲裁活動を続けたが、隔たりを狭められず、救急救命センター・手術室・重患室・分娩室・新生児室など必須機能を維持するとの条件で、ストを許す「条件付き職権仲裁保留」の決定を下した。
中労委は、また、大型病院の診療が一時中止されたり、救急救命センターなどの必須業務がきちんと維持されない場合、即時、職権仲裁に付託するとしている。同日、ソウル大病院の組合員およそ300人は、病院本館2階のロビーに集まり「週休2日制の争奪」とのスローガンを叫びながら、座り込みを行った。しかし、必須業務と外来患者への診療は正常に行われ、大きなトラブルは起こらなかった。
高麗大安岩病院も、交代勤務者のうち非番の労組員らだけがストに参加、病院業務は正常に行われた。同病院の関係者は「ストに参加した人員が少なく、ボランティア要員を代替投入したため、今のところ大きな問題はない」と話した。しかし、ソウル大病院の場合、同日、1日平均110件ぐらい行われていた手術が69件に減り、一部患者の食事が弁当に代替された。高麗大安岩病院も、手術およそ20件を延期した。






