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[社説]人為的な政界再編、考え自体を捨てるべきだ

[社説]人為的な政界再編、考え自体を捨てるべきだ

Posted June. 01, 2004 23:12,   

文喜相(ムン・ヒサン)大統領政治特補が、テレビ番組に出演して、民主党との合併の可能性を示唆した。152議席では「心細い過半数」なので、「これから民主党との自然な合併の時が訪れる可能性がある」ということだ。彼がどのような意図でこのような発言をしたかは計り知れないが、納得することはできない。

総選挙に表われた民意は明らかだ。ヨルリン・ウリ党に過半数議席を与えながらも巨大与党を許さないのは、自己責任で国政を導くものの、独走してはならないということだ。対話と妥協を通じて共生の新しい政治を望んでいるのである。与党がこのような民意を歪曲していいものだろうか。

盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領も、当選者への祝賀晩餐では、「152議席という議席数が(おごりに陥らないために)ちょうどいい」と言ったため、余計に混乱する。一角の観測通り、多くの当選者が選挙法違反で罰せられた場合、過半数議席が崩れることが懸念されるため、党合併を内心考えているのなら、正々堂々とした態度とは言えない。そのような場合は、堂々と再・補欠選挙で勝利して、失った議席を補うことを考えなければならない。それが正道であり新しい政治である。

人為的な政界再編は、共生の土台となる与野党間の信頼を奪い去る。過半数のために党合併も躊躇しない与党を相手に、対話と妥協を口にする野党はいない。政権側の「東進政策」や「民主大連合論」で、野党の不信感はすでに深まっている。野党の立場では、このすべての動きが巨大与党の実現を狙った政略に映るだろう。

かつて、勢力を膨らますために、他党の議員を懐柔や脅しで引き抜いたり、ひいては借りてきた時代があった。韓国政治の苦々しい遺産である。旧態との断絶を叫びながら、これを踏襲してはいけない。人為的政界再編は考えすらしてはいけない。