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北朝鮮、被害さらに拡大…「死者は1000人」の見方も

北朝鮮、被害さらに拡大…「死者は1000人」の見方も

Posted April. 25, 2004 22:40,   

龍川(ヨンチョン)駅大爆発事故の惨状と北朝鮮の手に余る事態収拾努力は、新義州(シンウィジュ)と向かい合っている中国国境都市の丹東にも断片的に伝わってくる。死傷者の数が北朝鮮当局の発表より遥かに多いだろうという見方が強まっている。

▲被害さらに拡大〓「友達の一家4人が全員死亡した。駅周辺の家屋はすべて倒れているし、兵隊が救助活動を繰り広げているが、装備不足で埋沒した人を適時に救出できずにいる。けがをした人々を治療するために漢方医まで動員している」

龍川に親戚がいるというある北朝鮮居住の中国華僑は、現地の状況をこのように伝えた。彼は「現地の話では北朝鮮当局もまだ正確に被害規模を把握できずにいる」とし「公式発表より死傷者はもっと多いだろう」と話した。

爆発で崩壊した小学校の生徒だけで1500人を超えるのに加え、金正日(キム・ジョンイル)総書記の歓迎に動員された生徒や500人余りとされる駅舎作業員、行方不明者及び重傷者などを勘案すれば、全体死亡者の数は1000人まで増えるだろうという主張も出ている。

▲厳しい現場の立ち入り〓現地の消息筋によると、龍川から北へ7〜8km付近のナグウォンで兵士がバリケードを張り、民間人の龍川への立ち入りを厳しく規制しているという。

ある消息筋は「事故の現場周辺で軍事用建物の建築工事をしていた兵士らが大きな被害を受けたため、軍用ヘリ機2台を動員して40km離れた郭山(クァクサン)飛行場に負傷者を運んでいる」と伝えた。

他の消息筋は「超大型事故の原因となった窒酸アンモニウムは龍川近所のナグウォン機械工場で使用する原料だ。同工場の幹部らが事故と関連して全員拘束された」と伝えた。

ある丹東の住民は「爆発事故で25日の『朝鮮人民軍創建記念日』の行事が取り消しとなった。行事に必要な果物や贈り物用品を注文した北朝鮮顧客から取り消しが相次いでいる」と話した。

▲負傷者、中国には搬送しない模様〓中国当局は丹東市内の第1、2、3病院と230軍病院などに負傷者治療のための緊急準備態勢を指示したが、25日現在、北朝鮮側からの要請はない状態だ。これらの病院では普段通り一般人の診療が行われており、医療陣も当直者の他は自宅待機。

しかし、第2病院の応急室の前には「北朝鮮の患者が搬送されてきた場合、当局に迅速に届けでるように」という通知文が張り出されている。同病院の関係者は「内部事情を公開することを極度に控えている北朝鮮体制の体質から、負傷者を中国に搬送しない可能性が高い」と予想した。



黃有成 yshwang@donga.com