米国系金融会社であるシティバンクの韓美(ハンミ)銀行買収が事実上確定したことから、韓国の金融市場に地殻変動が予告されている。
世界最大規模の銀行であるシティバンクの韓国攻略が目前に迫りながら、韓国の都市銀行らは危機感が拡散している中、対応策作りに苦心している。
政府当局者は20日、「シティバンクが韓国時間で早ければ21日に韓美銀行買収を公式発表するとされている。ただ、幾つか細部手続きのため、発表時期は来週初めにまで延期される可能性もある」と述べた。
また、河永求(ハ・ヨング)韓美銀行頭取は、「(シティバンクの韓美銀行買収について)大株主へ通告し、取締役会で議決もしなければならないが、手続きが全て終わり次第、公式発表する」と述べ、シティバンクの韓美銀行買収が事実上妥結したことをうかがわせた。
金融界によれば、シティバンクは韓美銀行を買収した後、少額株主の株式を全部買い入れ上場を廃止して「シティバンク韓国支社」に転換させる計画だ。
そうなると、現在、韓国に12の支店を持っているシティバンクは、韓美銀行225の支店を合わせて237の支店を取り揃えた全国的ネットワークを構築するようになる。世界最大の外国銀行が韓国で都市銀行と対等な条件で本格的に競い争うことになるのだ。
信用管理と資産運用の面で世界でも最高水準を誇るシティバンクと生存競争を繰り広げるようになった韓国の銀行らはたいへん緊張している様子だ。
国民(クンミン)銀行とウリィ銀行など韓国の超大型銀行らもシティバンクの攻略に立ち向かって顧客を守るため、内部システム整備とサービス改善に拍車をかける見通しだ。
金正泰(キム・ジョンテ)国民銀行頭取は、「シティバンクが韓国に本格的に参入すれば、優良顧客を対象とするプライベートバンキング(PB)市場などが打撃を受けると予想される。ただ、韓国の銀行らも数年前からこのような事態を予想して、それに備えて来ただけに、競走で必ず負けるとは限らないと思う」と語った。
また、シティバンクの母グループであるシティーグループは銀行、証券、保険など総体的営業網を取り揃えており、韓国の保険、証券など第2金融圏も「シティー暴風」の影響圏内に入るものとみられる。
これと共に、都市銀行間買収・合併(M&A)を加速化して、持ち分売却が進行中の第一(ジェイル)銀行とウリィ金融持ち株、潜在的売り物に数えられる外換(ウェファン)銀行の買収戦もより激しくなる見通しだ。






