今年下半期に景気回復テンポの鈍い「新興市場国(イマージングマーケット)」から、先進国の方にカネが急速に流れ込むおそれが提起された。
また、昨年韓国の証券市場に新たに流入した純粋な外国人資金は、135億2000万ドル(約15兆8600億ウォン)で、資本市場が開放された1992年以来最大規模とされた。
中央銀行の韓国銀行(韓銀)は30日発表した「2003年国際金融市場の特徴と今年の展望」と題した資料で「今年下半期に米国など、先進国の中央銀行が金利を引き上げた場合、景気の回復が芳しくなかったり、対外信頼度が低下した新興市場国の場合、急速な資本流出に見舞われる可能性がある」と指摘した。
韓銀のこのような分析は、韓国も下半期になっても依然景気が持ち直しきれずにいれば、外国人資金が一気に離れる可能性があることをほのめかしたものとして注目される。
韓銀の殷ホ聖(ウン・ホソン)国際局次長は「とりわけ、米国は景気回復に弾みがつけば、金利を急いで引き上げる可能性があり、これを受けて米国への資金流入が拡大するおそれがある」と述べた。
一方、同日韓銀が発表した「2003年中、外国人証券投資資金の流出入動向」によると、昨年計814億2000万ドルの外国人証券投資資金が流入したが、679億ドルが流出した。
このため、02年8億3000万ドルの流出超過だった外国人証券投資資金は、昨年135億2000万ドルの流入超過に転じた。これは、通貨危機以来、証券市場が最高の好況を享受していた00年の113億1000万ドルをずっと上回るものだ。
昨年末現在、外国人証券投資の時価総額も、総額1299億ドル(約152兆3700億ウォン)で、前年末より56.5%(469億2000万ドル)も増えた。
韓銀・外為分析チームの李淳浩(イ・スンホ)課長は「純流入額に比べ、外国人証券投資の時価総額が多く増加したのは、優良証券を好む外国人投資家たちが総合株価指数の上昇など、大きな利益を手にしたからだ」と説明した。
外国人証券投資の配当金の国外送金額も多く増え、02年の6億4000万ドルから、昨年は2倍を越える13億4000万ドルと急増した。
会社別の外国人配当金は、三星(サムスン)電子が7億3000万ドルで一番多かった。それに次いで、韓国電力(4億1000万ドル)、国民(クンミン)銀行(2億6000万ドル)などの順となっている。
朴重鍱 sanjuck@donga.com






