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ミッシェル・ウィ、2Rで惜しくも脱落

Posted January. 18, 2004 23:46,   

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最後の18番ホールで1打を減らした後、グリーンから出てくる彼女の顔には明るい笑みが浮んだ。昨年の「カットライン」である140打を記録したため、カットをパスしたと信じたからだ。

しかし、ほほ笑みも束の間。米プロゴルフ(PGA)関係者からカットの基準打数が139打と言われて、彼女は自分の耳を疑った。「本当に気が抜けたんです。やったと思っていたんですから」。”

「天才ゴルフ少女」ミッショル・ウィ(韓国名ウィ・ソンミ、14)が龍は描いたものの、惜しくも瞳を描くには失敗した。17日、米ハワイ州ホノルルのワイアラエCC(パー70、7060ヤード)で行われたPGAツアー「ソニーオープンinハワイ」第2ラウンド。史上最年少で男女対決に挑んだウィは、4バーディ2ボギーで2アンダーを打って、中間合計イーブンパー140打(80位タイ)を記録したが、1打差でカットパスに失敗した。

1945年LAオープンのベイブ・ザハリアス(米国)以後、半世紀が過ぎても実現していない女子選手のPGAツアーカット通過。その高い壁が力強い10代の少女によって破られる寸前だったのでさらに惜しさが残った。第1ラウンドを2オーバー(105位タイ)で終えたウィは、5000人のギャラリーを引き連れてプレーした第2ラウンドで豪快な長打にパット数も前日より8つも少ない23個に減らした。15番ホールまでイーブンパーを記録したウィは、終盤の3つのホールで2打を減らした。18番ホール(パー5)ではドライバーを296ヤードも飛ばした後、チップショットでイーグルを狙ったが、カップが1.2メートルすれちがった。「本当によく打ったと思う。最後のホールでイーグルを奪わなければならなかったのに…」。

上位79人に与えられたカット通過の夢は霧散したが、彼女に対する賛辞が相次いだ。ウィの第2ラウンドのスコアである2アンダー68は、PGAツアーで女子選手が記録した唯一のアンダーパースコア。

ニューヨーク・タイムズは18日、「14歳の少女ミッシェル・ウィ、懐疑論者を眠らせる」という見出しで彼女の善戦を特筆大書した。同紙は「タイガー・ウッズ以来、一番気を引くアマチュアゴルフ選手の座を固めた」と最上の評価を下した。

LAタイムスも「惜しい脱落」という見出しで2ラウンドの活躍ぶりを詳しく報道し、ESPNインターネットも彼女の言葉を引用して、「(カットオフは)信じられない」という見出しで残念さを表した。



金鍾錫 kjs0123@donga.com