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大卒就職者の平均年齢が上昇

Posted January. 06, 2004 23:04,   

△大卒就職者の平均年齢が上昇=本報取材チームと就職専門インターネット・ポータルサイトのジョブリンク(代表・韓賢淑)が01年下半期と03年上半期の大卒就職者5984名の平均年齢を調査した結果、15カ月ほど上昇したことが明らかになった。

01年11月〜02年1月に就職した大卒者3857名(男性2156名、女性1701名)は就職当時、平均年齢が27.5歳だったが、03年7〜9月に就職した大卒者2127名(男性956名、女性1171名)の平均年齢は28.8歳だった。

個別企業の新入社員の年齢を見れば、このような現象をより明らかに確認できる。

斗山(ドュサン)グループの03年の大卒公採新入社員の場合、平均年齢が1997年に比べ1.5歳上昇し、KTFは0.7歳上昇した。(株)韓火は02年と03年の1年間に0.88歳が高くなった。

公企業とマスコミなど一部人気のある職場では、修士号や博士号の所持者や「就職浪人」の割合が高まっていることから、新入社員の平均年齢も上昇しているという。

これを受けて就職と密接な関係のある初婚年齢も上昇している。統計庁の資料によれば、初婚年齢は男性が1997年28.6歳から02年29.8歳に、女性が1997年25.7歳から02年27.0歳に上昇したことが分かった。また、全体労働者の平均年齢も1990年には32.6歳だったが、02年には36.5歳に高まった。

△求職期間の長期化と高学歴化が原因=大学8年目のチョン氏(26・女)は今年、1科目だけ受講申請して学校に9学期目を通う予定だ。卒業単位は既に全部取ったが、就職準備をするためだ。

チョン氏は、「幸いにも1科目だけ受講申請すれば、登録金を3分の1しか出さなくても良いので助かった」と言った。

統計庁の去年の発表によれば、15〜29歳の青年層の賃金労働者たちが就職にチャレンジしてから初就職までにかかった期間は12カ月だった。これは前年度比1カ月増えたもので、求職期間がそれほど長くなったのだ。

03年度の青年人口は前年度比約26万名減少したにもかかわらず、休学生数はむしろ1万3000名余り増えた。その上、全体人口で大学生の占める割合も0.1%増加した。

これによって、本報取材チームと中央(チュンアン)大が1997年の学部卒業生3298名と04年2月の学部卒業予定者5280名を対象に卒業時点の平均年齢を比較調査した結果、在学期間は平均2カ月、卒業時点の年齢は平均9カ月高くなった。

△増加する福祉負担、深刻化する世代間葛藤=高麗(コリョ)大社会学科の趙大鎏(チョ・デヨプ)教授はこのような現象に対し、「労動市場への進入障壁が高くなるにつれ、求職者たちの良い職場を得るための時間がそれほど増えたためだ」と原因を分析した。

しかし、このような「投資」に対する一線企業らの評価は懐疑的だ。

斗山グループの採用関係者は、「最近の入社者たちは英語とコンピューター能力は優れているが、実際業務遂行能力も5、6年前の入社者たちに比べて優れているかどうかはよく分からない」と語った。彼は、「実際業務に役に立たない教育訓練は社会的にも無駄だ」と指摘した。

韓国労働研究院の李炳煕(イ・ビョンヒ)研究委員は、「このような現象が高齢化と同時に進行しているため、全体労働者層は減少する反面、彼らの社会的扶養負担は日増しに大きくなっている」と懸念を表わした。

金廷翰(キム・ジョンハン)研究委員は、「若者たちの経済的自立が遅くなればなるほど親に依存して生活する『カンガルー族』が増加する。制度圏に編入されない若者が増えること自体が社会を不安定にさせる要素だ」と語った。



tesomiom@donga.com podragon@donga.com