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アンリとリバウド 明暗の分かれた運命

Posted December. 29, 2003 23:49,   

「人間万事塞翁が馬」

暮れる一年。世界的なサッカースターのアンリ(26、アーセナル)とリバウド(32、ACミラン)の明暗が話題を呼んでいる。

188センチの長身に爆発的なスピードのゴール感覚を誇るフランス代表チームの看板スターのアンリは29日、『ディマンシェケスト—フランスジャーナル』の発表した「2003今年のフランススポーツマン」に選ばれた。国際サッカー連盟(FIFA)が授与する「今年の選手」候補に上がったものの、ジダン(31、レアルマドリッド)に押されて脱落した彼にとっては嬉しい贈り物。

一方、ブラジルサッカー代表チームの攻撃手リバウドは同日、イタリアの月刊誌『マックス』がセリエA最悪の選手に与える「ウードンボール(Wooden Ball)」の受賞者に決まった。わずか1年6ヵ月で二人の運命が変転した。

昨年開催された2002韓日ワールドカップ(W杯)。アンリは予選2次戦のウルグアイとの試合で無理なタックルで退場になり、「最強」フランスが1引き分け2敗で予選から脱落する決定的な原因を提供した選手。それにW杯期間中、美貌の恋人を同伴して、「サッカーにきたのか、恋愛にきたのか」という非難まで浴びた。

一方、「左足の魔術師」リバウドは韓日W杯でブラジル三角編隊である「3R(リバウド—ロナウド—ロナウジーニョ)」の最先鋒に立って、ブラジルを通算5度目の優勝に押し上げた主人公。この活躍でリバウドは昨年7月、21万5000ユーロの週給契約を結んでACミランに移籍した。

しかし、同じ水を飲んでも蛇が飲めば毒になり、牛が飲めば牛乳になると言う。「W杯の思い出」はある選手には薬になって、他の選手には毒になった。アンリは苦しい「悪夢」を何度も噛み締めながら体が壊れんばかりにグラウンドを走り回って、その結果、イングランド・プレミアリーグ所属のアーセナルで2002〜2003シーズン、24ゴールを決めた。アンリは今シーズンにも12ゴールを記録して、得点ランキング上位に名前をのせるなど、ずば抜けた活躍を繰り広げている。アンリは今回、チェルシーから5000万ポンド(約1035億ウォン)の移籍料で「ラブコール」まで受けた。1999年1050万ポンドで移籍したのだから、ほとんど5倍近く上がったことになる。

一方、リバウドは自尊心を強め、カルロ・アンチェロッティ監督と不和を起こしてベンチに待機させられてばかりだった。昨シーズン5ゴールで、今年は無得点。最近自由契約になって新しいチームを探さなければならなくなった。まだスペイン、イングランドなどビッグリーグからラブコールが続いているが、一度崩れた自尊心は簡単に取り戻せそうにない。



梁鍾久 yjongk@donga.com