最高検察庁の中央捜査部(安大煕検事長)は23日、盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領の高校の先輩であるSun&Moonグループのムン・ビョンウク会長(51)が会社のカネ数十億ウォンをマネーロンダリング(不正資金洗浄)した形跡をつかんで、ムン会長と同会社の社員2人に対して出国禁止措置を取ったことを明らかにした。
検察は、財政経済部傘下の金融情報分析院(FIU)が同会社に対して捜査を依頼することによって、ムン会長と同会社の口座を追跡する一方、近く同会社に対する押収捜索も実施する方針だ。
Sun&Moonグル−ムは去年の大統領選挙当時、盧候補側に巨額の大統領選挙資金を支援したという疑惑が持たれて、野党側がムン会長などに対する大統領側近不正特別検事(特検)法を推進している。
これと共に、検察は今週から大統領選挙資金疑惑に関わった企業のトップと役員たちを相次いで召喚して調べる方針だ。
5大企業のうち、三星(サムスン)の李鶴洙(イ・ハクス)構造調整本部長、(株)LGの具本茂(ク・ボンム)会長、現代(ヒョンデ)自動車の金東晉(キム・ドンジン)副会長、ロッテの金炳一(キム・ビョンイル)経営管理本部社長などをまず召喚して調べると共に、韓進(ハンジン)、錦湖(クムホ)、韓火(ハンファ)、斗山(トゥサン)、東部(トンブ)、曉星(ヒョソン)グループのトップなども今週と来週に召喚する方針だ。
検察は、これら企業の口座を追跡しており、民主党とハンナラ党に渡した大統領選挙資金の出処を調べた結果、大部分の企業がグループトップの指示の下で資金を支援したという形跡をつかんだという。
検察は、これら企業が不法資金を支援した場合はもちろん、合法的な資金でも出処が不透明な秘密資金の口座などから出た場合、一応捜査対象になると語った。
また、検察は盧大統領の故郷の友達である前長寿泉(チャンスチョン)のソン・ボンスル代表が、前大統領総務秘書官の崔導術(チェ・ドスル)被告や釜山(プサン)にあるチャンシン纎維の姜錦遠(カン・グムウォン)会長と無関係と見える数億ウォンを受け取った事実を確認して、早いうちにソン氏を呼んで資金の出処などを調べる予定だ。
丁偉用 viyonz@donga.com jefflee@donga.com






