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宋斗律氏、北朝鮮の秘密旅券で訪朝した疑い

宋斗律氏、北朝鮮の秘密旅券で訪朝した疑い

Posted October. 15, 2003 23:16,   

ドイツ在住の社会学者、宋斗律(ソン・ドゥユル、59)氏の国家保安法違反容疑について捜査中のソウル地検・公安1部(呉世憲部長検事)は15日、宋氏が1993年にドイツ国籍を取得して以降、ドイツのパスポートの外に、北朝鮮から発行された秘密のパスポートを利用し、2〜3回にわたり北朝鮮入りした情況をつかみ、その経緯を調べていると発表した。

検察関係筋は「宋氏の陳述や北朝鮮の労働新聞報道など関連資料を総合してみると、宋氏が特定の日に訪朝したと推定されるにもかかわらず、宋氏のドイツのパスポートにはその事実が記入されていないなど『断絶』が見られる」としながら「宋氏が(北朝鮮労働党政治局候補委員)『金チョルス』または、第3者の名前でできた北朝鮮パスポートを併用した疑いがある」と語った。

検察は同日、7回目の召喚を受けた宋氏を相手に、北朝鮮のパスポート使用の有無と経緯などを集中的に追及したが、宋氏は北朝鮮のパスポート使用事実を否認したと伝えた。

検察は、外国人が北朝鮮の招請を受け非公式に訪問する際には、通常ロシアや中国の北京など経由地に立ち寄り、仮名で発行された北朝鮮のパスポートを使って北朝鮮入りしているものと判断し、宋氏がパスポートの二重使用した可能性が高いとみている。

検察は宋氏の訪朝に至る足取りを精密分析する過程でこの事実を発見し、宋氏の訪朝した回数が、国家情報院による調査時の18回よりさらに多い、20回余りに及ぶものと判断している。

ところが、宋氏の弁護人は「宋氏は、ドイツのパスポートに記載されているとおり18〜19回訪朝しているが、調書では20回以上訪朝したことになっており、訂正を申し込んでいる状態だ」と反駁した。

一方、検察は同日、宋氏が北朝鮮・朝鮮労働党からの離党とドイツ国籍を放棄するという内容などを盛込んだ「私の心境を明かす」と題した文書を提出したことを受け、これの検討に入っており、宋氏がこのような文書を提出した背景と態度などを総合的に調べていることを明らかにした。検察は、今週中に宋氏をさらに1回ほど召喚して取り調べた後、法務部との協議を経て宋氏に対する最終処理方針を確定する計画だ。



李相錄  myzodan@donga.com jefflee@donga.com