
ビオリストのユーリー・バシュメット(50)。「ビオラ誕生以来の最高の演奏者」であり、ビオラという楽器自体の地位を格上げさせたと評されている演奏家だ。彼が、自身の管弦オーケストラ「モスクワ・ソロイスツ」を率いて来韓コンサートを行う。27日午後7時半、芸術の殿堂コンサートホール。バシュメットは、ウクライナ出身。親のすすめでバイオリンをはじめたが、60年代、ウクライナでもブームを呼び起こしたビートルズの影響でギターに没頭した。「ビオラは技巧が比較的少ないから、ビオラを専攻にすればギターを弾く時間がもっと作れるのではないか」。友人の言葉に専攻を変えたのが人生の転機となった。
バロック時代以後、ビオラはバイオリンと演奏法がほぼ同一だが、飛ばない音色のため「バイオリンの2部リーグ」程度に片付けられていたのが実情。しかし、モスクワ音楽院を卒業した後、1976年にミュンヘン・ビオラコンクールで優勝したバシュメットはニューヨーク・カーネギーホールなどで独奏会を行い、大成功を収めた。それからは「ビオラ独奏会」という慣れないコンサート形式を人気ジャンルに引き上げた。今日、彼はブラームス、モーツァルトなどのビオラ作品を活発に紹介するだけでなく、シューベルト「アルペジオ・ソナタ」、ブルーフ「コールニドライ」など、伝統的なチェロのレパートリーもビオラで演奏する。
昨年、鄭明勲(チョン・ミョンフン)と世界的なソロリストたちが共演したワールドカップ記念「7人音楽会」を通して韓国のファンの前に初めて姿を現したが、今回の舞台は「バイオリンよりも流麗でチェロよりも奥深い響き」がする彼の演奏を本格的に鑑賞できる機会として期待が集まっている。演奏曲はブランデンベルク協奏曲6番、ファガニーニビオラ協奏曲a短調など。ロシアのトランペット新星セルゲイ・ナカリャコフがモスクワ・ソロイスツとショスターコビッチ「ピアノとトランペット、弦のための協奏曲」を協奏する。2万〜8万ウォン。02−580−1300、1588−7890
劉潤鐘 gustav@donga.com






