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[社説] 監査院長の承認否決が意味することは

[社説] 監査院長の承認否決が意味することは

Posted September. 26, 2003 23:29,   

尹聖植(ユン・ソンシキ)監査院長候補者に対する国会任命同意案が否決されたことで、政局は荒波にもまれることになった。盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は、金斗官(キム・ドゥグァン)行政自治部長官の解任建議案可決に続いてまたも政治的打撃を受け、新4党体制下での政局混乱と葛藤の溝も深まりつつある。

経緯はどうであれ、政局の未来が不安で心もとない。誰の責任かを問う前に、大統領が自ら推薦した人物も使えないリーダーシップと政治に、何が期待できるだろうか。改革だけでなく、経済であれ民生であれ、十分にできるわけがない。すでに公務員社会では、今後は大統領の命令が通用しないのではと心配する声も聞かれる。

大統領府は同日、国会の協力が得られなかったことに深い遺憾を表明した。統合新党は、巨野の横暴としてハンナラ党と民主党を非難した。しかし、票決過程と結果を見れば、そうとだけ見ることはできない。両野党はむしろ政略的な協力に映るかを心配して、可否を議員個人の自由意思に任せた。人事聴聞会の結果報告も比較的に客観的だった。

それよりも大統領の安易な状況認識が問題であった。自分と合う人物を監査院長候補に立てた時、監査院の独立への憂慮が大きいということを予想すべきだった。新党を擁護して民主党を旧悪視する言行も慎むべきだった。政権の大半を敵にした状態で国会の協力を訴えたのでは、何の説得力もない。

監査院長候補はまた探せばいい。重要なことは、新4党体制で、盧大統領の初の政治実験が成功しなかったという事実だ。盧大統領はこれからも党籍を持たず、事案別に各党の協力を求める政治実験を続けるという。しかし、今回の監査院長承認票決で明らかになったように、ややもすれば国政混乱だけを加重させる恐れがある。大統領はもとより、与野党の政治家みなが混乱を最小限に抑え、国政運営が正常軌道から外れないように努力しなければならない時だ。