▲米国、合同軍事演習で北朝鮮に軍事的圧力〓米国は18日、北朝鮮を最も深刻な大量破壊兵器(WMD)拡散国とし、9月にオーストラリア沖の西太平洋で、WMDなどの拡散防止を協議する「拡散防止構想(PSI)」に参加する11カ国が合同で軍事演習を行うと発表した。演習に参加する国は米国を含め、オーストラリア、フランス、ドイツ、イタリア、日本、オランダ、ポーランド、ポルトガル、スペイン、英国。
バウチャー米国務省報道官は、ブッシュ大統領と各国指導者が5月、ポーランドでPSIを発表して以来、これを行動に移すため、軍事演習を行うと説明した。同報道官は、「最初の演習はオーストラリア主導で、海上の輸送妨害作戦に焦点をあてて行った後、地中海とアラビア海でも演習を行う計画だ」と述べた。
米国が一連の合同演習を通じて狙っている対象は、核開発で危機を高めている北朝鮮である。産経新聞は西太平洋演習について「北朝鮮核問題と関連した6カ国協議を控え、核をあきらめるよう、北朝鮮への圧力を強める狙いがある」とし、「北朝鮮を念頭に置いた『実戦型作戦』」と分析した。
この他に、韓国と米国は18日に始まった乙支(ウルチ)フォーカス訓練を通じ、非常時の両国軍部隊配備と協力体制などをチェックしている。
さらに、米国は自衛隊との合同演習を毎年数回にわたって行っており、タイ、シンガポール、フィリピンとも軍事演習を行っている。
▲名分はテロ対策、思惑は安保への影響力維持〓ロシア太平洋艦隊は18〜27日、オホ−ツク海、べ—リング海、東海(日本海)などで△110隻の艦艇△約50機の航空機△約3万人の兵力を動員した歴代最大規模の海上合同演習を行う。ロシア軍が極東地域で大規模演習を行うのは旧ソ連崩壊以来、初めてのこと。
日本と韓国は艦艇とヘリを派遣して直接演習に参加し、北朝鮮、中国、カナダはオブザーバーの資格で参加する。北朝鮮の参加を歓迎していない米国は演習に参加しない代わり、1隻の艦艇を派遣した。
6カ国協議の当事国が全部参加する今回の演習には、北朝鮮からの難民が大挙ロシアの極東地域へ流入される事態に備えた非常受容作戦も含まれているとされている。
これに先立ち、今月初めには中国、ロシア、カザフスタン、タジキスタンなど中央アジア諸国で構成されている「上海協力機構」が中・露国境を中心に合同演習を行った。
ロシアは海上演習の名分としてテロ阻止と海上密輸防止を立てており、上海協力機構もイスラム過激派によるテロに備えるための措置だと発表した。
ところが、日本のある軍事専門家は、「中・露両国の実際の狙いは米国主導の軍事的動きに合わせて、東アジアで安保への影響力を維持しようとする思惑がある」と分析した。






