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金日成動画で閉鎖のネット掲示板、市民団体がオープンを強行

金日成動画で閉鎖のネット掲示板、市民団体がオープンを強行

Posted July. 24, 2003 22:01,   

韓国民主労働総連盟(民主労総)、参加連帯、民主社会のための弁護士会、進歩ネットワークなど55団体でつくる共同対策委員会(共対委)は同日、問題のインターネット掲示物を削除せず、閉鎖していたホームページ掲示板(開かれた庭)を同日再びオープンした。

対策委員会は「今回の事件の本質は、すでにインターネットを通じて誰でも簡単に北朝鮮の関連資料を手に入れることができる状況で、掲示物一つを問題視してそれを口実に保守的なマスコミと警察が言論弾圧をしているだけだ」と主張した。

対策委員会はまた「最近、情報通信倫理委員会が民主労総と民主労働党、進歩ネットワークのホームページに載せられている数百件の掲示物に対する削除を要求してきたが、これに応じないつもりだ」という方針を明らかにした。

これに対し、情報通信倫理委員会の関係者は「2月から審議を経て、申告があった3600件のうち、北朝鮮政権に対する支持と称賛の内容が掲示されている民主労総など、7サイト2600件あまりに対して、先週内容の削除を要求した。このような削除の要求は今回だけではなく、頻繁に行われているが、ほとんど無視されている」と話した。

「正義社会に向けた市民会議」の崔炳鎰(チェ・ビョンイル・ 梨花女子大学経済学部教授)事務総長は「北朝鮮は依然として実質的な戦争相手にもかかわらず、一部でインターネットを解放区としてとらえ、インターネットという媒体の特徴を利用して、政治行為を行っている」と語った。

今回の事件は今月12日、民主労総のホームページにある「開かれた庭」コーナーに金日成(キム・イルソン)の一代記を描いた「主席は永遠にわれわれと一緒におられる」という3分ものの動画ファイルが掲載されたことから始まった。

民主労総側はこれに対し「自由な討論と批判のため、削除しないのが掲示板運営の原則だ」といって、3日間削除せずにいたが、15日警察が担当者を拘束するという連絡をすると掲示板を暫定閉鎖していたもの。



金善宇 sublime@donga.com