国防総省のポール・ウルフォウィッツ副長官は18日、北朝鮮が韓国や日本を侵攻した場合、米国と同盟国は全ての手段を動員し阻止できる能力があると述べた。
ウルフォウィッツ副長官は同日、米下院軍事委員会聴聞会の証言で「北朝鮮が韓国や日本を攻撃した場合、米国と同盟国は、イラクとアフガニスタンですでに全世界が目撃したように、一段と向上した攻撃能力を含め米国が持っているすべての手段を動員し、北朝鮮を阻止することのできる軍事的能力を持っている」と話した。
ウルフォウィッツ副長官の同日の証言は、北朝鮮労働(ロドン)新聞が米国による封鎖作戦についての物理的な報復措置を警告したのを受けたもので注目される。
ウルフォウィッツ副長官は北朝鮮の攻撃危機に対処するうえで重要な米国の能力は、予備兵力の動員だとし、米国は現在予備兵力120万人の18%にあたる21万人を動員していると説明した。
また、韓国の防衛費分担に触れ「同盟国の韓国が自国の防衛のため、さらに大きな寄与をすべきとのことも肝要だ」とし「韓国は現在国内総生産(GDP)の2.7%にあたる国防費を増やすことができ、また増やさなければならないと信じている」と話した。
一方、ピーター・ブルックス前米国防総省東アジア太平洋担当副次官補(ヘリティジ財団・国家安保研究所先任研究員)は、ファーイスタンエコノミックレビュー誌に寄稿した文で「在韓米軍の再配置に関係なく、韓国安保と関連した米国の責務には何ら変わるところはない」と強調した。
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