Go to contents

韓米日、北朝鮮軽水炉工事の中断を検討

Posted June. 13, 2003 21:54,   

韓米日3国は12日(現地時間)、米ハワイのホノルルで開かれた北朝鮮問題に関する3国政策調整グループ(TCOG)会議で、北朝鮮で行われている軽水炉建設事業の中断可能性について協議する一方、北朝鮮核問題の解決に向けて韓国と日本が加わる拡大多者会談を早期に進めることにした。

韓国側首席代表の李秀赫(イ・スヒョク)外交通商部次官補は同日、米国、日本との両者会談の結果をブリーフィングし、「技術的な理由で今後軽水炉事業が中断される可能性と、そうする必要性が会議で取り上げられたが、まだ結論は出されていない」と述べた。

別の関係者は、「北朝鮮の軽水炉事業が先に進むためには核心部品の供給が欠かせないが、韓半島エネルギー開発機構(KEDO)と北朝鮮の間では、工事に欠点がある場合の兔責などに関する議定書が結ばれていないため、一部部品の供給が難しいのが現状だ」と説明した。同関係者はまた、「現在としては北朝鮮と議定書締結のための会談を開くような雰囲気ではないので、今後軽水炉工事が中断される可能性もある」と述べた。

李次官補は、北朝鮮核問題の解決に向けた会談と関連し、「米国は北朝鮮が求めている米朝会談は決して受け入れられないとしており、米朝中による3者会談を再び開く代わりに韓国と日本が加わる拡大他者会談を提案した」と明らかにした。

さらに、「米国はすでに北朝鮮側に5者会談の構想を伝えておいたが、ロシアも多者会談への参加を望んでいるため、北朝鮮が拡大多者会談を受け入れる場合、5者会談ではなく6者会談になる可能性も排除できない」と話した。

一方、米国は同日の会議でスペインのマドリードで開かれた大量破壊兵器拡散防止構想(PSI・Proliferation Security Initiative)の主旨について説明したと、出席者らが伝えた。

今会議には韓国の李次官補をはじめ、米国務省のケリー次官補(東アジア太平洋担当)、日本外務省の薮中三十二アジア大洋洲局長がそれぞれ首席代表として参加した。

韓米日3国は13日、日米両者協議と韓米日が参加する3者協議を相次いで行ってから共同報道文を発表して2日間の会議を終える。



韓起興 eligius@donga.com