日本を国賓訪問中の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は8日、日本の政治家の「創氏改名」をめぐる妄言について、「政府の公式見解なら外交的に対応する必要があるが、一国会議員または一日本国民が不適切な発言をする度に一々政府が対応するのは、あまり生産的ではない」と述べた。
盧大統領は同日午前、迎賓館で行われた韓国マスコミの駐日特派員たちとの朝食懇話会でこのように述べ、政府レベルで公式に対応する意思がないことを明らかにした。
盧大統領はまた、訪日初日に日本の国会で有事関連3法が成立したことについて、「このようなことはないに越したことはないが、礼儀に反したとか、頭を後ろから叩かれたと言うほどの特別な根拠はない。法制定後に韓国との関係で問題が再び発生しないように努力することがより重要だ」と語った。
また、宮中晩さん会で過去の歴史を言及しなかったことについては、「今は(韓日両国が)互いに心を開いて協力し、未来志向的に進むためにすべきことが多いためだ」と述べた。以下は一問一答の内容。
—首脳会談で、北朝鮮の核問題をめぐり韓日間で見解の相違が明らかになったという報道があるが…。
「会談と共同記者会見を通じて差がないか、あったとしても、とても小さいことを確認した。記者会見の際、小泉首相が北朝鮮への制裁に重点を置いたようなので、(私は)対話の重要性を強調した」
—北朝鮮の核問題解決に向けた多国間協議の可能性があると考えるか。
「北朝鮮に核を放棄させるには、経済支援や体制保障に関する論議が必要なため、多くの国の参加が不可欠だ。過去のように会談に参加せずにカネだけを出すことはないだろう。最終的には多国間協議の枠組みで成立すると考える」
—万景峰(マンギョンボン)号に対する日本の検査強化についてどのように受け止めるか。
「麻薬などの問題があるなら、当然の措置だ。しかし厳重な調査は、核問題、拉致問題に対応した強硬措置と受け止められ得るという点を日本政府に伝えた」
—日本の迎賓館宿所はどうか。
「建物だけで評価することではないが、迎賓館は国力や国家の威信を感じることができる象徴だ。韓国も行政首都を建設する際、壮厳ではないとしても現代式に作ってはどうかと思う。10年以上かかることだが」
hanscho@donga.com






