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「部下の評価がこわい」多面評価で公職社会に変化

「部下の評価がこわい」多面評価で公職社会に変化

Posted June. 06, 2003 22:12,   

参加政府が公務員人事で部下や同僚職員らの評価を反映する「多面評価」を積極的に活用し、公職社会の上下関係にも変化が見え始めている。

特に幹部が多面評価を意識し、部下の顔色をうかがう現象がおきている。

▲部下の評価が恐ろしい〓新政権のスタート前は、政府部処の幹部らが部下を大きな声で叱ったりする光景を時々見かけたが、最近はこういう光景がほとんどなくなった。

人事対象者が部下からどういう評価を受けていているかを反映する多面評価の影響だ。特に多面評価の主な対象となる局長、室長レベルの1〜3級の高位幹部らは、部下を意識せざるをえない。

行政自治部(行自部)のある課長は「いまどき部下を大声で叱る『太っ腹』公務員がいるものか」という表現で変化の度合いを説明した。

教育人的資源部のある職員は、「最近の人事で、ある幹部が多面評価をかろうじて通過したという事実が伝えられ、幹部の態度が大きく変わった」と話した。

多面評価を通じて幹部に対する評価権の一部を持つようになった一般職員らは、自分たちの声を堂々と主張できるようになった。

以前は局長、室長レベルの幹部が日曜日や休日に事務室に出る場合、仕方なく一般職員も出勤するケースが多かったが、今はそういう現象はほとんどなくなった。

行自部のある一般職員は先週、金斗官(キム・ドゥクァン)長官との対話で、「休日ゆっくり休めるように、局長、室長レベルの幹部は休日には出勤しないようにしてほしい」と要求した。

▲交錯する評価〓中央人事委員会が最近31の中央行政機関の公務員930人を対象に行ったアンケート調査で、「多面評価が評価の公正さを高めるのに役に立つか」という質問に、69.2%が「肯定的」だと回答するなど、公務員社会は多面評価の導入とこれにともなう組織文化の改善を喜んでいる雰囲気だ。

行自部の李権相(イ・グォンサン)人事局長は、「多面評価が活性化されれば、組織の雰囲気が民主的に変わり、上下関係も一方的な指示と服従ではなく、相互協力関係に変わるだろう」と話した。

しかし、多面評価が業務の能率を低下させる可能性があるという指摘も少なくない。行自部のある幹部は「業務処理に問題がある職員を叱ったりするのは当然なことだが、多面評価を考えると、それも簡単にはできない」とし、「多面評価が人事を左右してはいけない」と話した。

中央人事委員会のアンケート調査で「多面評価の人事運営活用程度」を聞く質問に対し、「全面的活用」は18.85%に止まった反面、79.2%が「部分的活用」が望ましいと答えた。

▲多面評価活用の実態〓中央人事委員会によると、新政権に入って多面評価を活用する中央行政機関は54機関中88.9%の48機関。このうち、多面評価を昇進に反映するのは43機関だ。14の機関は、多面評価を補職管理に活用している。また、39の機関は成果賞与金支給に活用している。



李賢斗 ruchi@donga.com