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世界最強の首脳会議、G8会議が開幕

Posted June. 01, 2003 21:50,   

「世界の最も強力な首脳たちの会合」であるG8サミットが、1日午前9時頃(現地時間)、参加国首脳が会議場のフランス・エビアンのロイヤルホテルに到着し、幕を上げた。

米国、日本、フランス、ドイツ、英国、カナダ、イタリアの先進7ヵ国(G7)とロシア首脳が公式メンバーとして参加する今回のG8会議は、3日まで、△テロとの戦い、△世界経済の成長、△イラクの戦後処理、△大量破壊兵器不拡散問題などについて話し合う。

G8首脳はまた、北朝鮮の核兵器開発計画の完全かつ検証可能な放棄と、核兵器不拡散の約束順守、北朝鮮の核問題の平和的解決、韓国、日本、ロシアの関連国家の北京3者協議の参加などを求める模様だ。

今回の首脳会談には、G8首脳以外にも中国の胡錦涛主席、ブラジルのルーラ・ダ・シルバ大統領、マレーシアのマハティール首相などの12ヵ国の首脳が招請を受けた。これらの国は、G8首脳会議に先立って1日にG8の拡大首脳会議を開き、経済成長や貧富の格差の解消、エイズ撲滅などの世界的な関心事を協議した。

イラク戦争後初めて開かれる今回のG8会議の最大の関心事は、イラク戦争による米国と欧州のかっ藤の修復だ。G8のうち米国、日本、英国、イタリアの4ヵ国はイラク戦争を支持し、フランス、ドイツ、ロシア、カナダの4ヵ国は反戦を主張していた。

ブッシュ米大統領は、中国の胡主席と1日に首脳会談を開き、さらに2日にはイラク戦争で対立したフランスのシラク大統領とイラク戦争後、初の首脳会談を開いて、両国の関係修復ならびに米国と欧州のかっ藤解消などについて話し合う予定だ。

ブッシュ大統領が1日午前フランスに到着、2日午後には中東地域に向けて出発することについて、エビアンの会議場周辺ではいろいろな観測が流れている。ブッシュ大統領が他の首脳よりも1日早くエビアンを去るのは、イラク戦争に反対したフランスに対する不満の表示ではないかということだ。

しかし、フランスの政府関係者は「ブッシュ大統領がフランス訪問に先立ち、先月30日にフランスの日刊紙ル・フィガロとの会見で、フランスとの関係改善を約束した」と述べた。

一方、1日の会議が始まり、フランスとスイスの軍警約3万人が会議場周辺を取り囲むなど警戒を強化した。厳重な警戒でエビアンに近づくことができない反世界化デモ隊約10万人は、先月30、31日に続き1日にも、スイスのジュネーブ、ローザン、フランスのアンマスで激しいデモを行なった。



朴濟均 phark@donga.com