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与野党、反戦世論でイラク派兵案処理を延期

与野党、反戦世論でイラク派兵案処理を延期

Posted March. 25, 2003 22:09,   

国会は25日午後、本会議を開いて韓国軍の工兵部隊と医療支援団のイラク戦派兵同意案を処理する予定だったが、激しい反戦世論にぶつかって本会議を開くことさえできず、同意案の処理を延期することとなった。

野党ハンナラ党の李揆沢(イ・ギュテク)議員と与党民主党の鄭均桓(チョン・ギュンファン)院内総務は同日の午後3時45分頃、国会で緊急総務会談を開き、同意案処理をめぐる意見収拾の手続きがさらに必要だとし、同意案処理を延期することで合意した。

李総務は会談で「盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が先に国内世論を統一した後、談話文や他の形で派兵意志を明確にすれば、その時本会議で処理することにしよう」と鄭総務に提案した。それに対し、鄭総務は党内の意見をまとめることを明らかにした。

イラク戦争への派兵同意案は、盧大統領の国会演説が予定されている来月2日、本会議で処理される可能性が大きいが、3月の臨時国会会期(31日まで)内に処理される可能性もある。

両党は総務会談に先立って議員総会をそれぞれ開き、同意案の処理方針について論議したが、派兵の決定は慎重に行わなければならないという所属議員たちの反対意見が多く、党の方針を決めることができなかった。

この日、国会の前では全国民主労働組合総連盟と各種の市民団体会員300人余りがイラク戦派兵に反対する集会を行った。



鄭然旭 jyw11@donga.com