
映画「Just Married」は、世間知らずの若者夫婦のハネムーンでのハプニングを描いたラブ・コメディーだ。
一目惚れして恋に落ち、親の反対を押し切って超スピード結婚した大富豪の末娘サラ(ブリタニー・マーフィー)と交通放送の進行役を務める平凡なトム(アストン・カッチャー)。
しかし、二人のハネムーンは二人が乗った飛行機から問題が生じる。飛行機のトイレでのセックスが水の泡になったかと思いきや、次々とトラブルが起こり始める。あれこれしているうちに、新婚旅行に対しても相手に対しても、少しずつ幻想が壊れていく。
「ホテル」に慣れているサラと「ユースホステル」に慣れているトムは、成長環境や文化の違いから少しずつ二人の仲にひびが入る。そのうえ弱り目にたたり目で、ハネムーン先のイタリアにまでついて来た金持ちサラの昔の恋人ピーターの登場で誤解も生じる。
結局、二人は新婚旅行から帰ってきて離婚を決心するのだが。最後はラブ・コメディーらしく愛を求めて仲直りする。
この映画は、ジャンル的にはラブ・コメディーに入るが、面白さと笑いの原動力はロマンチックな状況やセンスある台詞ではなく、絶え間なく殴られたり転んだりするスラップ・スティック・コメディーにある。例えば、ハネムーンの初夜、新郎が新婦を抱いてベッドに向うが、新婦の頭がドアの角にぶつかるといった具合だ。
この映画にはスターがいない。ラブ・コメディーとしてはかなりの弱点だ。にもかかわらず、この映画は今年1月米国で公開された週末に1800万ドルの興行収益を上げ、ボックスオフィス1位となった。
批評家による好評もなかったが、昨年末からアカデミー賞を狙って封切られた「深刻な」映画に飽きた観客に受けたと分析される。
映画「8マイル」でエミネムのガールフレンドに扮したブリトニー・マーフィーは、この映画で主演を務め、決して憎めないはつらつとした女姓を演じた。相手役のアストン・カッチャーは実際の恋人でもある。監督はショーン・レビー。7日ロードショー。15歳以上観覧可。
康秀珍 sjkang@donga.com






