「地獄の高地訓練」を完了したジ・ヨンジュン選手(22・コーロン)と、ペ・へジン選手(24・ソウル都市開発公社)が、最近自信に満ちた表情で帰国した。
彼らは、冬の間ずっと、標高2500mの中国のクンミングで、心臓が爆発しそうな苦痛に耐えて、ハードな訓練をしてきた。彼らの目標は、3月16日に開かれる「03東亜(トンア)ソウル国際マラソン」。それぞれ韓国の男女最高記録を更新し、優勝したいという野心をあえて隠していない。
「日本のマラソン女王」高橋直子選手は、大会を控えて高地訓練を行うことで知られている。01年のベルリンマラソンで、世界最高記録(2時間19分46秒)を更新した際にも、米国のコロラドのボルダー(標高2000〜3500m)で、ハードな高地訓練を行った。専門家たちは、高地訓練の結果によって、最大3、4分は記録を短縮することができるとみている。
標高2000m以上では、酸素が希薄になり、平地で訓練するより何倍も苦しい。しかし、ジ・ヨンジュン選手とペ・へジン選手は、2500〜2880mの高地帯で平地と同じような強度の訓練をすべて完了した。
昨年、2時間9分48秒の記録をつけ、韓国男子マラソンの看板として浮上したジ・ヨンジュン選手。先月の10日から今月の14日までクンミングで1走あたり400kmを走る訓練を行った。多いときには一日70km以上の距離を消化しきった。40kmの記録は2時間15分台。平地なら、フルコースを2時間7、8分台で走れるペースだ。
このような勢いであれば、00年、 李鳳周選手(イ・ポンジュ・三星電子)がマークした韓国最高記録(2時間7分20秒)を十分に更新できるものとみられる。
問題は、これまでの高地訓練によって、たまった疲れをどのように取り除くかということだ。ジ・ヨンジュン選手は、慶尚北道 (キョンサンブクド)永川(ヨンチョン)で、回復訓練と終盤のスピード訓練に専念している。同僚のユ・ヨンジン選手(24・2時間20分30秒)も、ジ・ヨンジュン選手とともに高地訓練を終え、2時間10分台の進入をねらっている。
女子部のペ・へジン選手は昨年12月23日から、今月24日まで63日間を「地獄」の中で生活した。「涙をいっぱい流しました」が、彼女が帰国して初めて口にした言葉。あたりまえだろう。早朝と午後に分けて一日最大70km、1走あたり350kmを走った。午前11時から12時までもストレッチングと筋力補強訓練を行い、一日中もっぱら訓練ばかりの生活だった。
何よりもペ・へジン選手は、高地訓練でスピードと持久力が急上昇した。ペ・へジン選手は、400mのインターバル・トレーニングで、2時間22、3分台で日本の選手たちと同じようなペースで走破した。400mを走り、60秒を休んでからまた、400mを走るインターバル・トレーニングを73、4秒のペースで20回をすべて走破した。これは、平地でも難しいもの。とくに、ペ・へジン選手は、最多の心拍数が1分あたり200回まで高まる訓練も消化した。
昨年、ハーフマラソンの韓国最高記録(1時間12分13秒)をつけたペ・へジン選手は、97年にクォン・ウンジュ選手(三星電子)がマークした韓国最高記録(2時間26分12秒)の更新はもちろん、2時間23分台の記録もねらっている。
梁鍾久 yjongk@donga.com






