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韓国、ジャンプ個人・団体で優勝 冬季ユニバーシアード

韓国、ジャンプ個人・団体で優勝 冬季ユニバーシアード

Posted January. 19, 2003 22:45,   

「タルビジオの奇跡」

イタリア・タルビジオで開かれている第21回冬季ユニバーシアードで、スキーのジャンプ・ノーマルヒル(K点90m)の個人と団体で金メダルを獲得した韓国スキーの快挙は、「奇跡」同然だ。韓国が世界規模の大会で、スキージャンプで金メダルを獲得したのは初めてのこと。

韓国の登録選手はわずか7人。欧州は国ごとに約1000人の登録選手がおり、隣国の日本も約600人の選手がいる。しかし、このような劣悪な条件下でノーマルヒルに出場した韓国のスキージャンプの選手たちは、不可能を可能に変えた。

奇跡に火をつけたのは、代表のうち最年少の姜七求(カン・チルグ、19、茂朱雪川高校3年)選手。姜選手が18日、シュバルツェン・ベルガー選手(オーストリア)を抑えて獲得した個人金メダルは、ショートトラックを除いては、韓国が世界規模の冬季大会で獲得した初の金メダルだ。

クロスカントリーからスキージャンプに転向した姜選手は、昨年のソルトレーク・シティー冬季五輪のラージヒル(K点120m)団体で、韓国勢としては最長の122mを飛び、韓国のベスト8入りを導いた主人公。韓国代表のチェ・ドングク監督(41)は「姜選手は度胸もあり、素質もある。世界レベルの選手になれる」と姜選手について評価した。

韓国の勢いは19日にも続き、ノーマルヒル団体でチェ・フンチョル、金ヒョンギ、チェ・ヨンジク(以上韓国体育大学)の各選手と、姜選手の4人が出場し金メダルを獲得した。1回目と2回目の合計が693.0で、686.0のスロベニアを下し優勝した。姜選手は2冠王。

ユニバーシアードは五輪や世界選手権に比べると規模の小さい大会だが、「不毛の地」も同然だった韓国のスキージャンプの環境を考えると、感嘆せざるを得ない。

韓国のスキージャンプの歴史は12年と浅く、まだ「よちよち歩き」の段階だ。91年に初めてスキージャンプが導入されたが、94年になってようやく海外でのトレーニングに行けるようになったくらいで、本格的に始まったのはわずか7、8年前のことだ。当時、韓国には規格のジャンプ台もなく、選手たちは15mの臨時練習場で練習しなければならなかった。

96年、茂朱(ムジュ)リゾートに韓国初の国際規格のスキージャンプ台ができた。しかし、スプリンクラーがなく芝の上で練習する夏には、火傷をすることもしばしばだった。劣悪な施設のため韓国では練習が難しく、選手たちは1年の大半を海外で生活を余儀なくされた。

わずか7人の登録選手、このうち国際大会に出場できるほど実力のある選手は5人にすぎない韓国が、スキージャンプ先進国の日本勢や欧州勢を抑えたことで、韓国のスキージャンプはさらなる跳躍の機会を得た。これから大事なのは施設投資やスキージャンプの底辺を広げること。

チェ監督は「もう少し支援があれば、冬季五輪で世界のトップに立つのも夢ではない。江原道平昌郡(カンウォンド・ピョンチャングン)が10年冬季五輪の誘致に乗り出しただけに、スキージャンプ台も増設し、各学校にもスキージャンプチームをつくり、この勢いを維持しなければならない」と語った。



金相洙 ssoo@donga.com