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ゴルフの崔京周、単独8位 順調な滑り出し

ゴルフの崔京周、単独8位 順調な滑り出し

Posted January. 10, 2003 22:33,   

「フィールドの戦車」こと崔京周(チェ・キョンジュ、シューペリア、テーラーメイド)が、プレッシャーのかかったシーズン開幕戦の第1ラウンドで、順調な滑り出しをみせた。

米国ハワイのカパルア・プランテーションコース(パー73、7263ヤード)で10日行われた2003メルセデスチャンピオンシップ(賞金総額500万ドル)第1ラウンド。

崔京周は、バーディー7つとボギー1つの6アンダー67打を記録し、トップタイのジム・ピューリック(米国)とアーニ・エルス(南ア、ともに9アンダー64打)に3打差で、単独8位になった。この大会が、昨年の米国プロゴルフツアー(PGA)優勝者36人だけの出場となった「スターウォーズ」ということを考えると、かなりの善戦といえる。

米国進出以来3年間、上昇を続けた崔京周の器量は、スコアーの上からも如実に証明された。グリーン的中率1位タイ(83%)とドライバーショットの精度1位タイ(80%)と、ほぼ全てのホールでバーディー・トライ(試みる)をするほど、ショットに自信がついてきた。

ただ、通常より2〜3個多いパット数(30個)を記録したほか、打数を減らすべきだった9番ホール(パー5)でボギーを犯したのは、今一つ惜しい場面だった。

パー3の2番ホール(218ヤード)で最初のバーディをとった崔京周は、3番ホール(パー4)と6番ホール(パー4)でバーディーを追加しながら勢いを増して行った。9番ホール(パー5)でのボギーを、直ぐに10番ホール(パー4)のバーディーで盛り返した後、14番ホール(パー4)と15番ホール(パー5)で再び連続バーディーをとって、上位と肩を並べた。

毎年、劇的なドラマが演出される最終18番ホール(パー5、663ヤード)。急な下り坂のため、長打者なら4番か5番アイアンでも十分ツーオンをねらえるこのホールで崔京周は、5メートルくらいのイーグルパットを惜しくものがしたものの、ようやく7つ目のバーディーをつかんだ。

崔京周は、第2ラウンドで丸山茂樹(日本)と一緒にコースを回り、一戦を交わすことになる。

一方、大会2連覇を狙うセルジオ・ガルシア(スペイン)はこの日、23位タイ(2アンダー71打)に止まった。しかし、予選のカットオフなしに行われるメルセデスチャンピオンシップとあって、あと3日間で誰が先に勝負に出て、100万ドルの優勝金をものにするかは誰にも分からない。



安永植 ysahn@donga.com