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[社説]盧次期大統領は側近の「権力化」を警戒せよ

[社説]盧次期大統領は側近の「権力化」を警戒せよ

Posted January. 03, 2003 22:46,   

現在、最大の権力機関は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)次期大統領の政権引き継ぎ委員会だという。そのうえ、盧次期大統領を長い間補佐してきた側近らが大勢進出し、その影響力がさらに大きくなる兆しだ。盧次期大統領の国政哲学を誰よりもよく把握している側近らが引き継ぎ委に布陣しているのには、もちろん肯定的な側面も少なくない。それにもかかわらず、ひょっとして旧態に復する「側近政治」がよみがえってくるのではないかと、懸念されているのも事実である。

権力のメカニズムから考えて、盧次期大統領と常時「感応」しあうことが可能な側近らが、国政全般に及ぼす影響力は決して小さくない。新しい政権が正式にスタートすれば、大統領府と政府の主要ポストに進む人々だからこそ、さらにそう思われる。彼らが願わなくても、数多くの「権力志向」の人々が周辺に押し寄せるに違いない。大統領選挙で最も大きく寄与した与党民主党の某氏の自宅には、年明け早々から一面識もない新年祝賀の客が殺到したという。それが権力というものなのだ。

盧次期大統領の側近が、若くてざん新で、改革的であると言われてはいるものの、彼らの意志と自制力をどこまで信頼できるものかは、依然として疑問だ。与えられた重大な権限と責務に比べて経験が足りないとの指摘もあり、バランス感覚と判断力をどれくらい備えているかと疑念を抱く人々も多い。

なによりも、権力の誘惑が致命的だ。5年前、東橋洞(トンギョドン=金大中大統領の家臣グループ)系の人たちが、ポストに恋々とせずに金大統領を助けすると宣言した。が、しばらく後には「権力の誘惑」に陥り、結局抜け出せなかったことを忘れてはならない。権力をバックに利益を得ようとする人々は、権力を握った人々よりもはるかに陰険であり、執ようで老かいだ。

盧次期大統領は、最初から側近の役割を厳しく制限し、権力の甘い誘惑に陥らないよう警戒すべきだ。また、側近たちの組織化や権力化を防ぎ、意思決定構造をわい曲するのを防がなければならない。「利権がらみの依頼を受ければ、自身も家族も滅びてしまう」との原則を、側近らに確実に適用してこそ、周囲に「人による壁」が設けられて情報が遮断されるのを防げるはずだ。権力の逸脱も、やはり予防するのが最善だ。