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警察庁、指名手配で渡米した疑惑警官に退職金支給

警察庁、指名手配で渡米した疑惑警官に退職金支給

Posted December. 30, 2002 23:29,   

警察庁が、「崔圭善(チェ・ギュソン)ゲート」事件で指名手配されながら、米国に逃走した崔成奎(チェ・ソンギュ、52)前警察庁特殊捜査課長に退職金を支払い、所在把握さえしなかったことが明らかになり、捜査意志に疑問が提起されている。警察は、いったん「退職金そのものは法的に問題がない」という立場だ。しかし、崔前課長が手配中だったこと、退職金を申請して受け取るまでに4ヵ月がかかり、所在把握と検挙活動に時間が十分あったことから、それを疎かにしたのは職務遺棄に当たるとの指摘が出ている。

▲退職金請求〓崔前課長が、初めて退職金を請求したのは6月20日のこと。妻の名義で作成された申請書は「申請人が本人ではない」という理由で送り返された。そのため崔前課長は、京畿道南楊州市(キョンギド・ナムヤンジュシ)に住んでいる家族から印鑑証明と申請書、銀行口座のコピーなど関連書類を郵便で受け取り、直接書類を作成。申請書は国内のH宅配会社の海外支店を通じて韓国に配達された。

宅配申請書に記入した住所は「3171.W.Olympic #159 LA CA 90006」。しかし警察が確認した結果、この住所はロサンゼルスのコリアタウン内のある郵便局の住所で、「310−739−1804」に記入された電話番号も違うことが分かった。

8月27日、自分が勤めていた警察庁特殊捜査課の鄭(チョン)某警正宛てに送られた郵便物は翌日、担当部署の総務課に渡しており、警察はこの事実を、捜査を担当している検察と米国法務部に通報した。

崔前課長の退職金申請書の受け付けは、担当職員→厚生係長→総務課長を経て、2、3日後には李八浩(イ・パルホ)警察庁長に口頭で報告された。

警察庁の関係者は「郵便物が到着した直後、検察と法務部、ロサンゼルス駐在官などに通報し、関連資料を送ったと、庁長に報告した。当時、李庁長から崔前課長と関連する他の指示は受けていない」と話した。警察は公務員年金管理公団に適法かどうかについての質疑を経て、2ヵ月が経った先月18日、公団側に退職金支払いを請求した。

▲手抜き捜査〓検察と警察がこの過程で取った措置は、郵便物に記入された住所確認と米国法務部に関連事実を通報しただけだ。7月、インターポール米国中央事務局によって「赤色手配(Red Notice)」対象に分類されている重要犯罪人に対する捜査とはいえ、あまりにも手抜きだ。

当時の情況が分かるかもしれないH宅配に対する聞き込み捜査さえ、行われていなかったことが明らかになった。さらに、韓国にいる家族が関連書類を米国に送った事実が明らかになったにもかかわらず、受取人(崔前課長)の住所確認さえしなかった。

登記と小包の場合、郵便局で配達ミスに備え、申請人や受取人の住所などが書いてある「住所書き込み欄」を作成しなければならず、この記録が郵便局にそのまま残る。

警察は崔前課長が米国でお金をおろしたかどうかも確認しなかった。クレジットカードまたは韓国銀行の海外支店を通じて、お金をおろした場合、その場所を突き止め、所在把握の手がかりになるかもしれない。



sys1201@donga.com