イラクが国連に提出した大量破壊兵器に関する申告書によると、確かな核爆弾にはいたらないまでも放射能物質を広げることができる、いわゆる「ダーティ爆弾」をイラクが保有している可能性があると、米CNN放送が10日報道した。
同放送は、最近入手した1万2000ページ分量のぼう大な申告書の序文にイラクが「放射能爆弾(別名、ダーティ爆弾・·Dirty Bomb)開発計画を終えた、という内容が含まれているとして、このように報道した。放射能物質拡散装置(RDD)とも言われる「ダーティ爆弾」は通常の爆薬に放射能物質をはめ込んだもので、テロ組織がこれを使用する可能性がこれまで提起され続けてきた。
CNNは、同報告書にはイラクが核兵器開発計画のために、石油化学物質を外国から購入した経緯と外国の技術支援、外国企業や個人との関係などが明記されていると伝えた。
イラクのサブリ外相は申告書の序文に、「申告書には核兵器とバイオ兵器、弾道ミサイルの技術移転プログラムに関する具体的な情報が書かれた書類が含まれているため、同書類が公開されると危険が懸念され、核拡散防止協定に違反することもありうる」と警告した。
だが、国際原子力機関(IAEA)のフレーミング・スポークスマンは、IAEA専門家が報告書を一見した感想は、この報告書が1998年にイラクが発表した報告書と「非常に類似している」ということだったと明らかにした。
これに先立って、米国はニューヨークの国連兵器査察団のブリックス団長室に封印されていた報告書の原本のコピーを18時間以内にとって、9日の夕方(現地時間)にロシア、中国、英国、フランスなど他の安保理常任理事国に配った。
IAEAのエルバラダイ事務局長は同日、東京で記者会見し、イラクの核兵器保有に対する結論を出すのに1年もかかることがありうるので、忍耐を持って見守らなければならないと述べた。
ニューヨークタイムズ紙も同日、イラクは監視の目を他に回すのが上手なため、米政府がイラクの「潔白の主張」を覆す決定的な証拠を提示することはたやすくないだろうと報道した。一方、米国は兵力約6万人をイラクとクウェートの国境地域をはじめ、射程圏内の隣接地域に戦陣配置し、9日(現地時間)から一斉に実戦演習である「インターナル・ルック」に突入したと、米マスコミが伝えた。
權基太 kkt@donga.com






