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「スーパーウィルス」出現の恐怖

Posted December. 09, 2002 22:43,   

数十〜数百万人の命を奪う「スーパーウィルス」は再現するのか。

最近、韓国で予防ワクチンをうってもらっても、ウィルスにかかる患者が発生している。世界保健機構(WHO)は来年3月、スーパーウィルスが流行する危険性と、各国にその対策を促す指針を作る予定で、スーパーウィルスの出現を憂慮する声が高まっている。

スーパーウィルスはウイルスの遺伝子が変異を起こし、人間の兔疫体系や既存の治療剤では対抗しきれない変種ウイルスを作り出して発生する。既存のウイルスは、鶏や鴨など鳥類に侵入してから人に移されたため、「鳥類ウイルス」とも呼ばれた。

1918年スペイン、1957年アジア、1968年香港で発生したスーパーウィルスは、全世界に広まり、それぞれ2500万人、100万人、70万人を死亡させたとされる。1968年以降は、大きく流行したことがないことから、スーパーウィルス大流行の時期が近付いたのではという憂慮の声も出ている。

米国保健当局は、1957年と1968年の事例や最近の傾向を分析した結果、スーパーウィルスが流行すれば、米国だけでも1800万〜4200万人が感染し、8万9000〜20万7000人が死亡するという予測をまとめた。

国立保健院はスーパーウィルスが広がれば、国内で、400万〜1200万人が感染し、合併症で多数の死亡者が発生すると予想しているが、直ちに国内で流行する可能性は低いとみている。

外国でもワクチン接種者の10%程がウィルスにかかるため、最近国内でワクチンを接種した人がウィルスにかかったり、ウィルスが流行っていることをスーパーウィルス出現の前兆だとみるのは無理で、特定の国で突然発生する可能性は、ほとんどないという説明だ。



宋相根 songmoon@donga.com