インフルエンザが全国を襲っている。最近、インフルエンザの患者をはじめ、インフルエンザと似たような症状の風邪の患者が急増、全国の病院がこうした患者でごった返している。
病院を訪れた患者は、何時間も待たされてようやく診察を受けたり、順番待ちの患者が多いため、あちこちの病院を駆け回っている。
国立保健院は、外来患者1000人につき、インフルエンザにかかったと疑われる患者数は4.47人で、「注意」レベルの3人を上回っていると判断、23日「インフルエンザ流行注意報」を出した。
▲インフルエンザと風邪の実態〓一部の開業医は、本来なら休みのはずの日曜日(24日)も、インフルエンザや風邪の患者を持つ家族の訴えを受け入れ診療を行った。また、総合病院の救急室にも多くの患者が訪れた。
京畿道光明市鉄山洞(キョンギド・クァンミョンシ・チョルサンドン)のJ小児科には、24日、インフルエンザと疑われる患者約400人が訪れた。崔原準(チェ・ウォンジュン)院長は「患者の7割がインフルエンザであると思われる。11年間、患者を診てきたが、今回のように一度にこれほど多くの患者がかかったのは初めて」と話した。
ソウル陽川区新亭2洞(ヤンチョング・シンジョン2ドン)に住む主婦ナムさん(37)は23日、小学校4年生の娘が高熱に加えて鼻水が出たり、ひどくせきをしたため、近くの病院を訪れたが、待ち患者でいっぱいで、ほかの病院を探すしかなかった。その病院でも1時間以上待った末、ようやく治療を受けることができた。
このようにインフルエンザの患者が増えるなか、各小学校では児童の「大量欠席」が発生している。ソウル西大門区弘済洞(ソデムング・ホンジェドン)にあるアンサン小学校の教師イ・ソンテクさんは「クラスの30人のうち、平均2、3人が欠席している。5、6人も欠席しているクラスもある」と話している。
24日、ソウル江南区逸院洞(カンナムク・イルウォンドン)にある三星(サムスン)病院の救急室を訪れた子ども約50人のうち、約30人がインフルエンザと風邪による患者だった。病院は「今年は例年より早く冬が訪れたせいか、インフルエンザの患者が多いうえ、風邪の症状もインフルエンザのようにひどい」と話した。
患者の中には風邪の治療を受けた後、再びインフルエンザにかかって苦労している人も少なくない。
▲インフルエンザの予防と治療〓インフルエンザと風邪は異なる疾患である。
風邪はリノ、アデノなど約100種類のウイルスの一つが鼻や喉など上気道の上皮細胞にくっついて、喉の痛みやせきなどの症状を引き起こす。
しかし、インフルエンザはオルトミキソウイルスが肺に侵入、突然、高熱や頭痛、目の痛み、筋肉痛などの症状をもたらすもので、4、5日間続く。
風邪は予防ワクチンや治療剤がなく、対症療法で治すしかないが、インフルエンザは予防ワクチンと治療剤がある。
今年はインフルエンザが例年に比べて3週間ほど早く訪れた。これまでに確認されたインフルエンザウイルスは、いずれも「パナマA型」でワクチンを打てば予防可能である。また、治療剤を服用したり、吸入すれば、治療期間を1〜4日短縮することができる。
国立保健院は、まだ予防接種を受けていない65歳以上のお年寄りや、呼吸器疾患、慢性疾患の患者は、できるだけ早く接種を受けるよう呼びかけている。
李成柱 宋相根 stein33@donga.com songmoon@donga.com






