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プラハNATO会議、米大統領めぐり複雑な様相

プラハNATO会議、米大統領めぐり複雑な様相

Posted November. 21, 2002 22:50,   

▲ブッシュ大統領、盛り上がらせるために必死〓ブッシュ米大統領は20日、プラハで「イラクのフセイン大統領が大量殺傷兵器がないと再び主張するとすれば、それはうそで、最後の段階に入ったものとなる。うそは決して許されない」と述べた。同大統領はまた「(兵器査察の)延期と挑戦は最も深刻な結果を招くだろう」と警告の意を示した。

英フィナンシャルタイムズ紙の見方によると、ブッシュ大統領のこうしたコメントは、フセイン大統領が大量殺傷兵器を持っていないと主張すること自体が、すでに国連決議の「重大な違反」であることを示唆するものだということだ。

ブッシュ大統領はまた「NATO(北大西洋条約機構)の拡張を通じて、自由を害する国際テロ組織と断固とした姿勢で対抗すべきだ」との考えを強調し、NATOを19カ国から26カ国に拡大するという今回の会議の主要議題を、対イラク攻撃と結び付けようとする意図を示した。

ブッシュ大統領は同会議の期間中、英国とフランスをはじめ、開催国であるトルコの首脳、NATOの事務総長などとあいついで会談し「反イラク連帯」の結成を進める予定だ。

▲ドイツは雰囲気は冷ややかな態度〓ドイツとフランスなどは、すでに今回の会議を「イラク決議の場」にしようとしている米国の意図に反感を示している。とりわけ、ドイツは「国連決議の内容から外れた内容の対イラク攻撃声明が採択されてはならない」とし、早くから冷ややかな態度を取っている。

ブッシュ大統領とドイツのシュレーダー首相は、開幕前夜の20日夜、チェコのハベル大統領が主催したプラハ城での晩さん会で会い握手を交わしたが、儀礼の言葉しか交していない。

今回の首脳会議の主要議題の一つであるNATO迅速配置軍の創設と、軍事力の増強問題でも、ドイツと米国は食い違っている。ラムズフェルド米国防長官は、今年上半期から、NATOの迅速配置軍の創設と軍事力の増強に向けて、加盟諸国に国防予算を増加させるよう強く求めてきた。

しかし、ドイツは、財政赤字などを理由に国防予算の増加に難色を示し「迅速配置軍は欧州連合(EU)が創設する予定の迅速対応軍とその機能が重なる」(フィッシャー外相)としブレーキをかけた。

しかし、欧州で最も親米的な人物である英国のジェフ・フーン国防相は会議の前に「NATOは21世紀の新しい挑戦に応じて体制を改造しなければならない。NATOによいことは欧州連合にもよい」と米国の肩を持った。今回の会議で、欧州内のもう一つのかっとうを予告する部分だ。



朴濟均 phark@donga.com