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「物価上昇すれば、金利引き上げ」朴昇韓銀総裁

「物価上昇すれば、金利引き上げ」朴昇韓銀総裁

Posted September. 13, 2002 23:29,   

中央銀行の韓国銀行と韓国開発研究院(KDI)が一斉に物価不安について懸念の声を出している。

また、今年上半期には消費者の間で、今後、景気が良くなるだろうとの見方がかなり多かったが、最近こうした楽観論が次第に減りつつあることが分かった。

韓銀の朴昇(パク・スン)総裁は13日、ラジオとのインタビューで「企業が史上最大の利益を出し、これを全て現金で持っている。企業が設備投資をすると、即時、物価上昇へとつながることから、来年には物価不安が大きく懸念される」との見解を示した。

朴総裁は、また「金がたくさん出ていて、国際原油価格も不安で、不動産問題も簡単でない状況」としたうえで「もう少し見守った後(物価が)懸念される状況ならば金利を上げ、カネも回収したい」と述べた。

KDIもこの日発表した報告書「8月の経済動向」を通じて、「不動産価格が急騰し、賃金上昇率も高い水準を維持するなど、潜在的な物価不安要因が感知されている」との認識を示した。

KDIは、とくに昨年下半期以降、上昇を続けた住宅の取り引き価格は、マンションを中心に7〜8月も上昇傾向が拡大され、賃金上昇率も、今年1〜5月の名目賃金が9.6%も上昇し、前年同期の上昇率6.5%より高い水準だったと指摘した。



金相哲 金光賢 sckim007@donga.com kkh@donga.com