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イム・インドク神父「名作を観ながら霊魂を清くできたら」

イム・インドク神父「名作を観ながら霊魂を清くできたら」

Posted August. 23, 2002 22:19,   

ドイツ人のイム・インドク神父(67、ベネディクドメディア代表)は信徒らに映画とビデオを通じて「福音」を伝える「メディア神父」として有名だ。同神父は、大衆的人気はないがレベルの高い見解と価値観をもたらす巨匠らの作品を厳選し韓国内に普及することを10年連続し続けてきた。作品の選定から版権契約・翻訳・パンフレットの制作まで全て神父ひとりでこなしている。

1993年から同神父が韓国に紹介してきた作品は、イングマル・ベルマンの『冬の光』『沈黙』、アンドレイ・タルコフスキーの『鏡』『潜入者』、クジシトフ・キエスロフスキーの『十戒』など40本余。97年には、他界する前のマザー・テレサのインタビューを収録したビデオをベルギー人の友人、バウア監督から受け取り韓国に紹介した。

最近は、映画だけでなく外国テレビで紹介されたドキュメンタリーなどのビデオも紹介している。同神父がこの7月取り入れた『キリスト2000年』(2000 Jahre Christentum)は、ドイツZDFテレビが最近放映した12部の連続ドキュメンタリー。イム神父は、「このドキュメンタリーは、カトリックとキリスト教が共同で制作したもので、キリスト教を客観的に考えられる名作として選ばれる」と話した。

同神父が取り寄せた映画・ビデオを販売するベネディクドメディア(www.benedictmedia.co.kr)は、作品性の高い映画を求めるマニアの取り付けの店になった。

イム・インドク神父のドイツ式名前は、ハインリヒ・セバスチアン・ロトルラー(Heinrich Sebastian Rhotler)。ミュンヘン大学で宗教学、映画学、心理学、哲学を専攻しており、66年ソウルに来て2年間にわたって韓国語を学んだ。それ以降、名作映画のスチール写真をスライドに変えて人々に見せるなどして宣教活動を繰り広げた後、71年から93年までブンド出版社の責任者を務めた。

出版社に勤めている間、同神父は約400本にのぼる海外書籍を翻訳、発刊した。

87年、交通事故に遭い腰に負傷を負った後、3年間にわたって病状生活を送っていた時も、同神父は自身の役名を忘れなかった。杖にすがって動けるようになってから、間もないうちに映画、ビデオを紹介する新しい分野に飛び込んだ。

大衆性のない作品ばかり選んで紹介していたため、ベネディクドメディアの収益はほぼない状態だ。98年の通貨危機以降、経営がさらに悪化し、現在は社員に給料を支払うのさえきゅうきゅうの状況だ。

イム神父は、しかし「福音を伝えることは、即ち、人々に清い心を植え付け、正しい価値観を伝えることだ。暴力映画に陥っている若い世代が清い映画を好むよう助けるのが、わたしの使命」だと語った。



羅成鎏 cpu@donga.com