韓国と朝鮮民主主義人民共和国（北朝鮮）の民間による８・１５民族統一大会に参加した南北の代表団は１５日、ソウル広津区広場洞（グァンジング・クァンジャンドン）にあるシェラトン・ウォーカーヒルホテルのジェードガーデンで開幕式を行い、来月７、８日の青年学生統一大会と、同１２、１３日の女性統一大会を金剛山（クムガンサン）で開催するという内容を盛り込んだ共同声明を発表した。
南北代表団は、合同芸術公演、美術展、写真展（以上ウォーカーヒルホテル）北朝鮮側芸術団公演（ＣＯＥＸオーディトリアム）などのイベントを開催した。
代表団は、南北の７０００万民族にあてた共同声明を通して「歴史的な６・１５共同宣言こそ、民族が和解と団結して統一に向かう唯一の旗印だ。情勢がどう変わろうと、６・１５共同宣言を実践して民族の前途を照らすべきだという共同の意思を再度確認した」と宣言した。
しかし共同声明に青年学生統一大会の日程を明記する問題と、展示写真の説明内容などをめぐり双方の意見が分かれ、北側の代表団が開幕式に１時間２０分も遅れて参加したため、統一ノリマダン（歌と踊り、伝統楽器の演奏などで構成される）公演が取り消されるなど、支障が出た。
民族統一大会推進本部の関係者は「南北が共同声明に青年学生統一大会の開催日を明言しないことに合意したにもかかわらず、北側が日付を決めて発表した」と話した。
しかし、政府関係者は「青年学生統一大会が開かれても、韓総連（韓国大学総学生会連合）、汎青学連（祖国統一汎民族青年学生連合）など利敵団体の訪朝申請は承認しないつもり」と述べた。
一方、韓総連、統一連帯、汎民連（祖国統一汎民族連合）南側本部に所属する約５０００人のメンバーはこの日、建国（コングク）大学で８・１５慶祝集会を開いた後、解散した。
成東基 esprit@donga.com
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