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中国共産党員数千人が集団離党計画した? 江主席の「企業家入党」方針に反発

中国共産党員数千人が集団離党計画した? 江主席の「企業家入党」方針に反発

Posted August. 07, 2002 22:26,   

中国共産党員数千人が先月、江澤民国家主席兼党総書記の路線に反発し、集団離党届けの提出などを計画していたと、香港のサウスチャイナモーニングポストが7日報道した。同紙は7日、消息筋の話として、退職した官僚と人民解放軍の軍人など、数千人の共産党員が企業家の入党を認める江主席の方針に反発を強め、集団脱党書の提出と決起を企てたものの霧散したと伝えた。

中国の消息筋は、「党員が効果の極大化をにらんで、共産党創党記念日の7月1日、天安門広場に集まって集団離党届けを提出することを計画したが、情報が事前に漏れ、霧散となった」と述べた。

これと関連し、中国の人民日報は先月22日付の1面の社説を通じて、「中国統治の成功は党員にかかっているとし、共産党第16期全国代表大会(16大)を控え、団結こそ党員の重要な責務だ」と報道した。

江主席は今度の16大で「3つの代表」理論を党の綱領に盛り込む方策を進めており、「3つの代表」理論に出てくる先進生産力は民間企業家を指すもので、党内の多くの保守派が反発の姿勢も強めている。

これに先立って、中国の保守派は先月8月インターネットを通じ、江主席は全体人民の0.3%に過ぎない民間企業家の政治的スポークスマンに転落しており、労働者と農民の利益は代弁していないとしつつ、1万人請願キャンペーンを展開した。