Go to contents

中国向け携帯電話輸出、爆発的な増加

Posted July. 26, 2002 22:20,   

携帯電話の中国向け輸出が爆発的に増加している。これは基本的に携帯電話の中国内ユーザーが急増しているため。中国の携帯電話使用者は1億2000万人を超えており、昨年7月以降は米国を抜いて世界トップの携帯電話使用国としての地位を固めた。

このほか、三星(サムスン)電子、LG電子など韓国製携帯電話の性能とデザインが中国の消費者から高い評判を受けているのも携帯電話の輸出が急増している要因の一つである。昨年、ニンニクの輸入問題をめぐって韓中両国が再び通商摩擦に巻き込まれたことから、昨年上半期の輸出が約27%も減少していたのも、今年上半期の輸出増加率の急増を際たたせた理由となった。

中国向け携帯電話の輸出額は年度別にみると、96年147万ドル(前年対比の増加率259%)、97年967万ドル(560%)、98年1480万ドル(53%)、99年4135万ドル(179%)、00年1439万ドル(−65%)、01年9948万ドル(591%)と、ニンニク紛争が発生した00年を除けば、毎年大幅に増加の一途をたどっている。

とくに今年の増加ぶりは、上半期だけで昨年の輸出全体額の3倍に迫る規模であり、5年前の97年の年平均を30倍も上回っている。

これについて、三星電子のヨン・ジンチョル課長は「またもやとんでもない理由で中国向け輸出に歯止めがかかれば、ばく大な被害を被るだろう」と述べた。

今年上半期中の携帯電話の輸出全体額は41億4522億万ドルと、昨年同期比42.6%も上昇した。国別では、米国(13億6782万ドル)が最も多く、香港(5億8366万ドル)と中国が後を継いだ。



金光賢 kkh@donga.com