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Kリーグ、連日の大観衆 李東国、金ウンジュンに人気

Kリーグ、連日の大観衆 李東国、金ウンジュンに人気

Posted July. 15, 2002 23:18,   

「俺たちの出番が回ってきた」

サッカーのKリーグが、先週末にも13万8000人余りの観衆を競技場に呼び込むなど、連日、大観衆行進を続けている。W杯「太極(テグク)戦士」の人気と外国人選手たちの技量が合わさり、レベルの高い試合内容となっている。

ここでは、抜きにして語れない選手たちがいる。数年前、プロサッカーの競技場に初めて追っかけ部隊を連れ込んだ元祖的な存在、「オッパ(お兄さん)」選手たちだ。W杯の舞台こそ踏めなかったが、彼らの人気は依然として健在だった。今季のKリーグで、この元祖オッパらは太極戦士に負けまいと、思いっきりの伸びをしてみせた。

浦項スチーラズの「ライオンキング」こと李東国(23)は、13日のホーム試合で、今季初ゴールを決めた。釜山(プサン)アイコンズを相手に、わずか試合開始2分にヘディングで自分の正規リーグ初ゴールを入れ、「得点王を狙うぞ」と意欲を述べた。

この日、ゴール枠内で李東国が見せた素早い動きは、一時「うろついている」とまで酷評されたときとは、確実に変わった姿だった。5月初め、W杯代表から落ちたあとは、しばらくさまよっていた。すでに4年前の98フランス大会で代表として活躍していただけに、代表落ちのショックはひとしおだった。しかし、間もなく心機一転した李東国は、自ら「一生懸命練習した」と言うほど、練習のみに励んだ。瞬間スピードやヘディング能力の向上に力を注いだ。この日の初ゴールは、これまでの努力が実った結果だった。

ホームで城南一和(ソンナム・イルファ)戦を迎えた「シャープ」金ウンジュンも、じっとしていられなかった。金ウンジュンは、前日の李東国が打ち立てた大会最短時間ゴールを1日で塗り替えた。前半1分16秒、城南の守備がGKに回すボールをインターセプトし、右足でゴールを割った。

大田(テジョン)でただ一人の「看板スター」だった金ウンジュンの耳に嬉しい話が入った。大田の「美男子MF」李グァンウ(24)の出場が決まったのだ。金ウンジュンと並んで追っかけ部隊のアイドルだった李グァンウは、今年初め、中国での転地訓練でひじと足首を故障し、5ヵ月間も休養していた。最近、練習を再開した李グァンウは15日、ひじに入れた鉄心を取り除き治療を締めくくった。早ければ今月末、遅くても8月初めにはファンの前に立つことが見込まれている。中盤の核、李グァンウが加われば、金ウンジュンの得点砲はさらに破壊力を増すものとみられている。

水原三星(スウォン・サムスン)の「アンファンテリブル」高宗秀(コ・ジョンス、24)もグラウンドを踏む日を待ちわびている。高宗秀は、ひじの故障から完全に復調し、体づくりに熱中している。水原関係者は、「早ければ21日の試合に出場できるかも知れない。体の状態がいい」と伝えた。



朱性元 swon@donga.com