政界が、改憲の賛成論者と反対論者で二つに分かれている。
これまで沈黙を守ってきた民主党の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領候補が5日、改憲の非現実性を指摘し「年内改憲は不可能」という立場を表明したことで、政界の各政派が改憲に対する立場を公式に明らかにした。
改憲論は、ハンナラ党の李会昌(イ・フェチャン)大統領候補と民主党の盧候補が対決する現大統領選構図と密接な関連を持っている。
▲民主党内の2つの気流〓盧候補は、同日の記者懇談会で「改憲が必ず果たせると考えて推進することは現実性がなく、現在の政治状況では、年内改憲は不可能であることは明白だ」と述べた。
さらに「(改憲推進の)趣旨を考えて一方的に否定するのではない。現行憲法にも二元執政府制の要素が多く含まれている」とつけ加えた。
盧候補は、これまで党内の改憲論者を刺激しないために、改憲論に対する立場表明を留保してきたが、李仁済(イ・インジェ)議員が「年内分権型改憲」を主張するなど、改憲論が広がる兆しを見せたことで、これにブレーキをかけることにした模様。
▲ハンナラ党の「反改憲論」〓盧候補の加勢で、ハンナラ党と民主党主流が改憲に反対する連合戦線を形成する形となった。李会昌候補と盧候補は、各懸案については鋭く対立しているものの、現在の2者対決構図が大統領選まで維持されるべきだということで意見をともにしている。
ハンナラ党が、連日、改憲論に反対の立場を表明しているのもこのためだ。盧候補は、大統領選の勝利が容易ではないと考える党内議員や群小派が、盧候補ではない第3の人物を中心に「反李会昌」連合戦線の構築に向けて改憲論を提案していると認識している。
ハンナラ党は、盧候補を非難しながらも、大統領選の構図が変わってはいけないと考えている。
▲改憲論の3派結集の様相〓現構図に不満を抱く民主党内の非主流や自民連、民国党などが、改憲論をかかげ活発に動いている。
民主党内では、李仁済議員が連日、改憲論に火をつけようと声高に主張している。李議員は、同日の記者懇談会で「改憲に向けて、党派を超えて全方位に働きかける」と宣言した。
これに対し、自民連の金鍾泌(キム・ジョンピル)総裁も「この国の将来を考える人たちが出てくることを歓迎する」と、李議員の改憲主張を積極的に受け入れた。
また、民国党の金潤煥(キム・ユンファン)代表も、改憲論に対して積極的な支持の意思を表明し、未来連合の朴槿恵(パク・グンヘ)代表も「権力分立型大統領制」について論議する意思を示した。
▲水面下の接触の見通し〓彼らは最近、多様なチャンネルを通じて接触を持ち、改憲論の勢力拡張に力を入れている。彼らの共通点は、現大統領選構図に強い不満を持っている点だ。すなわち「第3の候補の出現」を望み、期待している。
しかし「第3の候補」を誰にするかについては、考えが一致していない。サッカー・ワールドカップ大会後に世論調査の支持率が上昇している鄭夢準(チョン・モンジュン)議員は、長期的には改憲の必要性を認めながらも、大統領選前の改憲論については否定的な見解を明らかにしている。
同じ改憲推進論者ではあるものの、民主党の朴相千(パク・サンチョン)最高委員や鄭均桓(チョン・ギュファン)院内総務の立場はまた違う。両者は、民主党を中心にした「外延拡大論」に関心を寄せている。
核心は、民主党内の状況だ。改憲論が政界で一定の勢いを得るには、民主党内の改憲論者らが中心になって、群小党派を結集する形になる可能性が高いためだ。
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