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金炳賢、早くもシーズン最多セーブ記録塗り替え

金炳賢、早くもシーズン最多セーブ記録塗り替え

Posted July. 04, 2002 22:33,   

「これぐらいだとオールスターに相応しいだろう」

米大リーグ、アリゾナダイヤモンドボックスの金炳賢(キム・ビョンヒョン、23)がオールスターに相応しい締めくくりの実力を見せつけた。金炳賢は4日、アリゾナ州バンクウォンボールパークで行われたナショナルリーグ西地区のライバル・LAドジャーズとの試合で5−3でリードしていた9回に登板、1イニングを1安打無失点で完ぺきに押さえてシーズン21セーブ目を記録した。これで先月30日、自分のシーズン最多の20セーブ記録をわずか4日で塗り替えた。

彼の登板は劇的に実現した。2日連続ドジャーズに完封負けを喫したアリゾナは4日も7回まで2−3でリードされて、敗色が濃かった。しかし、8回裏1死1、2塁の場面でマクラッケンがナショナルリーグ・リリーフ投手部門トップ(30セーブ)のガーニェを相手に2打点もの逆転3累打を放ち、グレイスが犠牲打を打って8回だけで一気に3点を奪って勝ち越した。

2点差のリードを背負って9回表マウンドに上がった金炳賢は、自信感に満ちたピッチングでドジャーズの打者を圧倒した。初打者のグリッソムとルブレを迎え、ともに内野ゴロを誘導し2アウトを取った後、コーラに左側の安打を打たれたが、次の打者のグラジーラネックをセンターへの浮いたボールで軽くクリアして勝負にけりを付けた。

金炳賢は同日17球を投げたが、このうち10球がストライクで最高スピードは91マイル(147km)だった。シーズン成績は3勝1敗21セーブとなり、平均自責は2.42と低くなった。同日のセーブはとくに「金炳賢はオールスターに出る資格が足りない」と厳しい言い方をしたドジャーズのジム・コルボーン投手コーチの前で達成したことに意味がある。2連敗の鎖を切ったアリゾナは、ナショナルリーグ西地区首位のドジャーズを2ゲーム半の差で追っている。

一方、3日、大リーグで先発して初勝利を勝ち取ったボストンレッドソックスの金ソンウ(25)は8日、ボストン・ファンウエイパークで行われるジャイアンツとのホーム試合で先発登坂する予定と伝えられている。



ssoo@donga.com