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北への包容政策維持で一致 東京で韓日首脳会談

北への包容政策維持で一致 東京で韓日首脳会談

Posted July. 01, 2002 22:28,   

サッカーワールドカップの閉会式に出席するため日本を訪れている金大中(キム・デジュン)大統領は、1日、東京の首相官邸で小泉純一郎首相と首脳会談を開き、6月29日、韓国西海(ソヘ)で起きた南北艦艇による砲撃戦について、韓半島の緊張が高まらないように冷静に対応し、緊密に協力していくことで認識が一致したと、朴仙淑(パク・ソンスク)大統領公報首席秘書官が発表した。

首脳会談で金大統領は、西海での砲撃戦は明らかな停戦協定違反であり、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)側に謝罪と責任者の処罰、再発防止を求めたことを説明し、小泉首相は韓国政府の立場に支持を表明した。

金大統領はさらに、今回の事態にもかかわらず、北朝鮮への包容政策の基調を維持していくとの見解を伝え、小泉首相は金大統領の見解を全面的に支持すると述べた。小泉首相は、なかでも日朝国交正常化交渉に真剣に臨むとともに、拉致問題の解決に向けて全力を尽すと述べた。

両首脳は、昨年。日本の歴史教科書わい曲問題で中断した韓日閣僚懇談会第3回会議を年内に開催する一方、川口順子外相の早期訪韓と、第4回韓日経済協議会の開催(7月16日東京)にも合意した。

また、韓日間の自由貿易協定(FTA)締結に向けた「産・官・学共同研究会」第1回会議を9月10日にソウルで開き、公式に発足させるほか、両国の社会保障協定本交渉を年内に開始することにした。

両首相は会談を終えた後「未来に向けた共同メッセージ」を発表し、「サッカー・ワールドカップの成功裡の開催は、今後の韓日関係を一段階高め発展させていくうえで、貴い資産となった」と評価し、両国関係のさらなる発展に向けて、知恵を集めていくと宣言した。

金大統領は2日、天皇主催の午餐会に出席した後、帰国する。金大統領は、帰国会見で西海砲撃戦への見解を明らかにする予定だ。



klimt@donga.com