
「永遠なる優勝候補」ブラジルがワールドカップ4強に一番乗りを果たし、通算5度目の優勝に一歩近づいた。「サッカーの宗主国」イングランドは、痛恨の苦杯をなめ、脱落した。
21日、静岡スタジアムで行われた2002韓日W杯準々決勝戦、ブラジルは強敵イングランドを2−1でくだして4強に上がり、セネガル対トルコ戦の勝者と26日、決勝進出をかけて対戦することになった。
今日の対戦は、今大会の事実上の決勝戦とも言われた。ブラジルは前半23分、イングランドのFWオーウェンに先制ゴールを許したが、前半47分、FWリバウドが同点ゴールを決め、さらに後半5分、ロナウジーニョの見事なFKで逆転ゴールを奪った。
ブラジルは、イングランドとの歴代Aマッチ(国家代表間の試合)戦績で、10勝8引き分け3敗と優勢を守った。
一方、韓国代表チームはスペイン戦を翌日に控えた21日、光州(クァンジュ)に移動。午後5時半から光州(クァンジュ)W杯競技場で、最終的な戦術練習で必勝の調整を終えた。
フース・ヒディンク監督は「スペインは経験が豊富で、戦術的にも体力的にも優秀な強いチームだ。我々は謙虚な姿勢で、しかし野心をもって試合に臨み、勝ってみせる」と決意を述べた。
スペインも、21日、光州に到着。韓国チームに先立って光州W杯競技場で適応練習を行いながら決戦に備えた。
スペインは、右ももを痛めている得点屋ラウルも練習に参加し、総力戦で臨む意志を見せた。






