オーストラリアのある多国籍製薬会社が金に困っている旅行者、バックパッカーを対象に1人最高2000オーストラリアドル(約137万ウォン)を渡し、新薬の人体実験を行っているとシドニーモーニングヘラルドが16日、報道した。
同紙はグラクソスミスクラインという製薬会社がぜん息、パーキンソン病など多様な疾病治療用の新薬実験のため、バックパッカーの間で人気のある「TNTマガジン」 や日刊紙に定期的に募集広告を掲載しているとし、このように報じた。
昨年9月「TNTマガジン」の広告を見て、抗生剤の実験対象になったある英国人バックパッカー(26)は、「実験に参加した12人のうち、8人がバックパッカーだった。製薬会社はバックパッカーが金になるなら、何でもやるということをよく知っていた」と語り、「彼らは若くて楽天的だから、体の中に入った薬物が10年後に起こすかもしれない副作用についてはあまり神経を使わない」と説明した。
ニューサウスウェルズ州議会のマーフィー議員は、「新薬実験の数年後に副作用が発生しても、これに対し法的措置をとるのはなかなか難しいだろう」と警告した。
これに対しグラクソスミスクラインのスポークスマンは、薬物実験が人体に副作用を引き起こす可能性は認めながらも、「医薬専門家たちが設定した基準を厳しく遵守している」と主張した。
朴惠胤 parkhyey@donga.com






