ドイツ、イングランドまず８強に Ｗ杯決勝Ｔ

ワールドカップ（Ｗ杯）の１次リーグを突破した１６チームのうち、ヨーロッパチームは９カ国。決勝トーナメント（１６強）進出国の数はもとより予選で見せた実力からも、今回のＷ杯ではヨーロッパの勢いが予想されるなか、「戦車軍団」ドイツと「サッカー宗主国」のイングランドが、ともにベスト８に勝ち進んだ。

１５日、西帰浦（ソグィポ）Ｗ杯競技場で行なわれた決勝トーナメントで、ドイツが、南米チームで唯一ブラジルとともに１６強に進出したパラグアイを１−０で競り勝った。

ドイツは、パラグアイの守備に阻まれ、思いどおりの試合運びができなかったが、試合終了間際の後半４３分、ドイツのＭＦシュナイダーの右サイドからのセンターリングをＦＷノイビルが右足で決めた。

新潟Ｗ杯競技場で行なわれた決勝トーナメント1回戦では、イングランドがデンマークに３−０で完勝した。イングランドは、前半５分にＤＦファーディナンド、２２分にＦＷオーウェン、４４分にＦＷヘスキーの連続ゴールで、前半だけで３得点し、早々に勝利を固めた。

ドイツは蔚山（ウルサン）でメキシコー米国戦の勝者と、イングランドは靜岡でブラジルーベルギー戦の勝者と、それぞれ２１日の準々決勝で対戦する。