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「反ルペン」10万人デモ 社会党シラク支持へ

「反ルペン」10万人デモ 社会党シラク支持へ

Posted April. 24, 2002 09:30,   

社会党などフランスの左派陣営は、仏大統領選第1回投票で、極右政党・国民戦線(FN)のルペン党首に敗れた衝撃から立ち直り「シラク支持」を宣言して、本格的な「ルペン阻止ダム」づくりに乗り出した。

また、およそ10万人の学生と市民が22日「反ルペン」デモを繰り広げるなど、極右の浮上を警戒する動きも全国的に広がっている。

▲戦列を整備し直す左派〓フランスの左派政党は、ルペン党首が大統領選決選投票に進んだことを、最大の侮辱として受け止めている。第1回投票で大きく敗れた社会党は22日、全国委員会を開き、ルペン党首の浮上を阻止するために「阻止ダム」づくりを宣言した。社会党のオルランド党首は「共和国候補のシラクを支持する」と公言した。

また、社会党は6月に予定されている総選挙で、現在の連立政党パートナーである共産党と緑の党とともに、単一候補問題を積極的に議論することにした。総選挙においてまで右派または極右に敗れることはできないという、危機意識も働いている。緑の党など、左派系の他政党も第2回の決選投票では、シラク大統領を支持することで合意した。

これとは別に、今回の大統領選敗北をめぐり、左派内の責任論争も熱を帯びている。左派のアイデンティティーの回復を主張する左派固守派と、新自由主義的政策の導入を主張する中道派間の路線攻防が激しく繰り広げられている。右派もやはり神経を尖らせている。シラク大統領など右派陣営はこの日、緊急会議を招集して、シラク大統領への投票を訴えることにした。

▲「反ルペン」デモ〓パリやマルセイユなど、フランスの主要都市およそ20ヵ所では、学生と市民など計10万人あまりが「反ルペン」デモを繰り広げた。

パリでは、1万人が街に出て「左右派は、ルペンに対抗して連合せよ」、「ルペンはファシスト」などの掛け声をかけながらデモを繰り広げ、北部のリール市でも1万人が街に繰り出した。とりわけ、リヨンとストラスブール、ランス、ルアンでは、高校生も教室を飛び出しては街頭集会に参加し「ルペンはヒトラーで、FNはファシストの組織」だと非難した。

一部の地域では、反ルペンデモ隊とルペン党首支持者たちの間で衝突が起きているが、大きな暴力事態はなかった。

一方、第2回投票を4日後に控えて行われる5月1日のメーデー記念集会では、左派などを中心にした反ルペンデモ隊とルペン党首を支持する国民戦線も、パリの中心街で大規模な集会を予定しており、大規模な衝突が予想される。



宣大仁 eodls@donga.com