後半に投入された黄善洪(ファン・ソンホン、柏)の連続ゴールは、サッカーファンの期待に応えた場面だった。「さすが…!」という歓声が上がったほど。
しかし、考えてみると、韓国チームはあまりにも多くのチャンスを逃してしまった。車ドゥリ(高麗大)、安貞桓(アン・ジョンファン、ペルージャ)、李栄杓(イ・ヨンピョ、安養LG)などのシュートが決定的なチャンスで、ゴールネットからが外れていき、惜しい場面を演出した。
薛鐗鉉(ソル・ギヒョン、アンデルレフト)はこれといったチャンスを活かせず、身のこなしが鈍かった。
二つのゴールを入れても、「ゴール決定力」という言葉が改めて感じられた試合。34才の「ベテランキラー」だけに頼るには、W杯本大会はあまりにも険しい道だ。
前半安貞桓、後半の中盤から尹晶煥(ユン・ジョンファン、セレッソ)が攻撃的MFに起用された。以前までプレーメーカーとして起用されていた宋鍾国(ソン・ジョングク、釜山アイコンス)、李天秀(イ・チョンス、蔚山現代)、崔兌旭(チェ・テウク、安養LG)などに比べ、活発に攻撃を展開していく姿が、今までのヒディンク監督の悩みを解決してくれるようだった。
安貞桓と尹晶煥はそれぞれの特技を最大限活かし、安貞桓は活発で幅広い動きで攻撃をリードしていき、後半交代された尹晶煥はスルーパスを数回披露して、攻撃では一応合格点を得た。「前進パス」に関する限り、国内最高であることを証明した。
しかし、両選手ともに、ヒディンク監督の目には「半分の成功」としか映らない。ヒディンク監督は「攻撃では満足しているが、守備では依然として足りない点が多いと思う」と述べた。
ヒディンク監督はフィンランド戦が終わったあと、「後半20分を残した状況で、韓国がフィンランドを体力で圧倒した。今まで力を入れてきた体力訓練が効果を上げている」と話した。しかし、これは客観的な視点に欠けているとの評価。フィンランド選手の半分は試合前日、ラ・マンガに着いたことをさておいても、韓国は5人の選手を交代で投入したのに対し、フィンランドは一人を交代させるにとどまった。体力訓練の結果をみるには、まだ時期尚早のようだ。
しかし、欧州チームのフィンランドを相手に、MFから相手を圧迫して試合をリードしていった点や、洪明甫(ホン・ミョンボ、浦項)が率いるDFが、相手の攻撃を封じ込めたことなどは「合格点」を与えてもよさそうだ。どこか物足りなかった試合力がだんだんその形を整えつつあるとの面で希望を持たせた試合だった評価されている。
朱性元 swon@donga.com






