▲チェイニー副大統領が訴えられた〓米最大の環境保護団体、シエラクラブは25日、チェイニー副大統領が率いるエネルギー政策チームが、去年5月にエンロン社に特恵を与えるエネルギー政策を立案する過程で接触した人々のリストを公開することを求めて、チェイニー副大統領を相手取ってサンフランシスコ地裁に提訴した。ブッシュ政権の官僚がエンロン事件に関連して訴えられたのは初めて。
シエラクラブのカール・ポプ事務総長は、「国民は密室で行われていることについて知る権利がある」と主張した。シエラクラブは、チェイニー副大統領がカリフォルニア広域停電を理由に、アラスカ野生動物保護区域での石油開発を許容するなど、エネルギー企業に特恵を与えたと主張してきた。シエラクラブは2000年の大統領選挙では民主党のゴア候補を支持していた。
▲議会がホワイトハウス訴える?〓これまで数回にわたってチェイニー副大統領に対し、エネルギー政策関連の文書を提出することを求めてきた米議会傘下の会計監査院(GAO)のワーカー院長は、26日に行われたCNN放送との会見で「我々に必要な情報が入らないと、チェイニー副大統領を告訴するつもりだ」と警告した。GAOが連邦政府の組織や職員を相手どって提訴するのは前例にないことだ。
ワシントンポストも、チェイニー副大統領のエネルギー政策チームが、最近エンロンの関係者たちと6回にわたって会ったと指摘し、議員たちはエンロンのような企業がエネルギー政策にどのような影響を及ぼしたのかを把握したがっていると報道した。
チェイニー副大統領とGAOは、文書提出問題をめぐって大詰めの協議をしているが、チェイニー副大統領が最近共和党の上院議員たちに対して、GAOが求めている資料を提出する気がないと述べたことが明らかになり、妥協は難航するものとみられる。
▲ホワイトハウスの戦略〓このような気流に危機意識を感じたホワイトハウスは、エンロンとの関連性を遮断する問題で頭を悩ませている。
ホワイトハウスのダニエルス予算局長は、25日に総務省に送った文書を通じて、連邦政府がエンロンとエンロンの会計法人アーサー・アンダーセンと締結した各種の契約が、適切な事業慣行に則って行われたかを確認するよう、緊急指示した。米政府がエンロンとその会計法人アーサー・アンダーセンと締結した契約の規模は7000万ドルに達すると伝えられている。
韓起興 eligius@donga.com






