エンロン破たんの打撃が、ニューヨーク株式市場に「ショック」として拡大している。
米国最大の投資銀行であるJPモルガン・チェース・アンド・カンパニーの株価は16日、1・36ドル安の36・51ドルとなった。JPモルガンはエンロン向けの債権26億ドル(約3兆4000億ウォン)を抱えている最大の債権者だ。JPモルガンは同日、エンロン破たんやアルゼンチンの経済危機などの影響で、去年の第4半期に3億3200万ドル、一株当たり0・18ドルの損失を被って、5年ぶりに4半期別赤字に転落したと発表した。これは2000年同期に7億800万ドルの収益を上げたのに対し、大幅に悪化した実績だ。同社は去年のエンロン破たんやアルゼンチンのデフォルトで、8億700万ドルの不良債権を損失処理した。
エンロン破たんにかかわったシティーグループの株式も、0.86ドル安の48.86ドルで取り引きされた。CNNテレビ局は、エンロン向けの融資をかかえているウォール街の金融会社は、株式市場で相当な打撃を被るだろうと予想した。
一方、エンロン破たんで、他の企業の粉飾会計に対する投資家の懸念も高まった。市場価値が900億ドルを超える指折りのメーカー、タイコ社の株式は今年に入って値下がりする一方で、20%も値下がりして46・71ドルとなった。
ニューヨークタイムズは、投資家は同社が他の会社を合併買収する過程で、不透明な会計処理をしたとみて、「第2のエンロン」の犠牲者にならないために、一斉に「売り」注文を出していると報道した。15日にニューヨーク株式市場で取り引きされたタイコ社株は6800万株に達し、最も多かった。このため、デニス・コズロスキー会長は同日、アナリストと電話会議を行い、「会計帳簿を検討した結果、全然問題がなかった」と釈明しなければならなかった。
米小売会社のドル・ゼネラル社は16日、会計帳簿を検討した結果、粉飾会計が判明したと認め、投資家に謝罪し、是正を約束した。同社はこれ以上の打撃を防ぐためには過ちを素直に認めざるをえなかっただろうと、ウォール・ストリートジャーナルは17日、報道した。
洪銀澤 euntack@donga.com






